大型補強なくとも強い 嬉しいレアル“5選手”の成長と復活 

開幕から絶好調のヴィニシウス・ジュニオール photo/Getty Images

開幕から好調を維持

今季開幕前は大規模な補強に動かなかったこともあり、レアル・マドリードの実力を心配する意見も目立っていた。

しかし、ここまでリーグ戦7試合を消化して5勝2分と首位をキープ。カルロ・アンチェロッティの下で好スタートを切ることに成功した。

大きいのは、何人かの選手が自信をつけていることだ。
1番のサプライズはFWヴィニシウス・ジュニオールで、昨季までとは別人のようなパフォーマンスだ。アンチェロッティによる指導が効果を発揮しているのか、今や得点に絡める恐怖のウイングへ変貌した。ヴィニシウスの覚醒は大きすぎるプラスだ。

アセンシオも戦力になる photo/Getty Images

層は想像以上に厚い

さらに怪我が続いていたFWエデン・アザールにも今季は復調の気配があり、サポーターの評価もまずまずだ。元より抜群の才能を持っているだけに、コンディションさえ安定すれば1人で試合を決めることのできる選手だ。

ポジションが危ぶまれていたFWマルコ・アセンシオも先日のマジョルカ戦でハットトリックを記録しており、これも大きい。アンチェロッティはアセンシオの才能を信じているようで、アセンシオが戦力となれば攻撃の幅が増える。

またマジョルカ戦ではMFイスコにも得点が生まれており、こちらも計算できる実力者だ。アセンシオとイスコならばインサイドハーフのルカ・モドリッチ、トニ・クロースの負担を軽減できるはずで、レンヌから加わったMFエドゥアルド・カマヴィンガも含めれば中盤の層はかなり厚くなる。

センターフォワードはベンゼマに依存しているところがあるが、開幕からヴィニシウスやアセンシオが結果を出してくれたことで全体的な層は想像以上に厚くなった。これは嬉しいサプライズと言っていい。

これもアンチェロッティ効果なのか。序盤戦のレアルは実にポジティブな時間を過ごしている。

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