東京五輪で日本代表を沈めた男がレアルで復活 新監督が見せたアセンシオの使い方

マジョルカ戦でハットトリックを達成したアセンシオ photo/Getty Images

継続して結果を出せれば良いが

開幕から負けなしで首位に立っているレアル・マドリード。シーズンが始まる前はセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランが退団したセンターバック問題などの多くの不安を抱えており、21-22シーズンの戦いを心配する声が多かった。

しかし、カリム・ベンゼマを中心にチームが機能。CLのグループステージ初戦のイタリア王者であるインテルに競り勝つなど、開幕前からは想像できないほどチームの調子が上がっている。直近のリーグ戦ではマジョルカ相手に6-1での快勝を収めた。

この試合ではチームの中心選手であるカゼミロとルカ・モドリッチを休ませ、アンカーに新加入のエドゥアルド・カマヴィンガ、インサイドハーフにフェデリコ・バルベルデ、マルコ・アセンシオを起用した。アセンシオに関してはサイドでのイメージが強いが、この試合では中盤でピッチに立っており、ハットトリックを達成している。

以前まではチームでの序列が危うかったアセンシオ。本来のサイドではヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴのブラジルコンビにガレス・ベイル、エデン・アザールのベテランコンビと競争相手が多く、移籍の噂は多く囁かれていた。

そういった状況下でのインサイドハーフ起用。これは新たなオプションとして、今後アセンシオが起用されることも多くなるか。前線に選手がいることでボールを受けやすくなるだけでなく、バイタルエリアからの広いシュートレンジは彼の武器であり、アセンシオのインサイドハーフ起用は今後も継続して見てみたい。とはいっても、現状では攻撃に特化した選手であり、マジョルカ戦のような長い時間攻め込むことができる試合限定とはなりそうだが。

東京五輪では日本代表相手に素晴らしいシュートを沈めたアセンシオ。その活躍とは裏腹にクラブでは立ち位置が危なかった同選手だが、指揮官であるカルロ・アンチェロッティの元、復調の兆しが見えてきたのかも知れない。

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