デビューの可能性あり アーセナルの連敗を止めるためにやってきた若きサムライの挑戦

既にミケル・アルテタ監督からの指導を受けているようだ photo/Getty Images

ノリッジ戦は11日

プレミア開幕から未だ勝ちの無いアーセナル。11日に対戦が予定されているノリッジ戦では白星を挙げ、最下位から脱出したい。

崖っぷちのアーセナルだが、期待されるのは新加入のDF冨安健洋の起用か。デッドラインデーである8月31日に加入した冨安は既にチームに合流しており、クラブ公式のSNSでは冨安が練習に参加している姿が見られる。また、問題となる英国での労働許可証についてだが、英『Evening Standard』などによれば9日に発行されている。

アーセナルデビューの準備が整った冨安だが、起用されるとすれば4バックの右での起用となるか。右サイドバックに関してはエクトル・ベジェリンがレアル・ベティスに移籍しており、カラム・チェンバーズやセドリック・ソアレスらも在籍しているが、ここ最近のパフォーマンスを見ても、指揮官であるミケル・アルテタから信頼を得られているとは思えない。

更に対戦するノリッジはここまでアーセナルと同様に3連敗中だが、攻撃の迫力だけで言えば下位にいるチームではない。後方からの組み立てが非常にスムーズであり、それはリヴァプールやマンチェスター・シティ相手にも通用していた。ボックス内での質がこのような3連敗の結果を招いてしまったが、確実にチャンスを作ってくるだろう。前線にはトッド・キャントウェルやミトロ・ラシツァ、テーム・プッキと実力者が揃っており、守備力に定評のある冨安が起用される可能性は十分にある。

ワールドカップアジア最終予選、名門アーセナルデビューの可能性と大忙しな冨安だが、ここで評価を上げられれば、今後のキャリアを考えても大きな一歩となる。日本代表のためにも、アーセナルのためにも若きサムライの好パフォーマンスに期待がかかる。

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