マンCのブラジル代表FWが見せた新境地 “マフレズとは違う武器”で唯一無二の存在となるか

中央ではなくサイドで新境地を見出したジェズス photo/Getty Images

ここでのブレイクはクラブにとって大きい

ノリッジ・シティに5-0で完勝したマンチェスター・シティ。コミュニティ・シールド、プレミア開幕戦と公式戦では2連敗を喫しており、悪い流れであったが、攻守で全選手が躍動し、勝ち点3を獲得した。

チームの主軸であるケビン・デ・ブライネが怪我の影響でベンチ外となったが、彼の代わりに攻撃で躍動したのがFWガブリエウ・ジェズスだ。この日は本職であった前線中央ではなく、右ウイングでの先発となった。

すると、いきなりノリッジのオウンゴールを誘うような鋭いクロスから得点に絡むと、右サイドから何度も好機を演出。対峙するディミトリス・ヤヌリスにマークを付かせない絶妙な抜け出しから右サイドを制圧していた。幻の2点目となったフェラン・トーレスのゴールもジェズスのスルーパスから生まれており、右サイドへのコンバートは大正解だったようだ。

また、守備面でも献身的なプレスは健在で、この試合でも敵陣でのボール奪取からショートカウンターを披露している。この試合だけでも2アシストを記録した。

このように右サイドで居場所を見出したジェズス。このポジションはリヤド・マフレズがスタメンを張っていたが、彼とは違いジェズスは動き出しで勝負できるため、新しいオプションとして今後もマンCの武器となるか。

中央ではなくサイドで自身の良さを見せたブラジル代表FW。代表でもサイドでの起用が多く、これが彼の本来の姿なのかも知れない。この試合でのパフォーマンスが継続できれば、今季はジェズスにとって大きな成長を感じられるシーズンとなるだろう。

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