田中碧と三笘薫の旅立ち フロンターレに残った旗手怜央が背負うもの

柏戦後に心境を明かした旗手怜央 photo/スクリーンショット

アオやカオルは結果を残す選手だった

MF田中碧がドイツのデュッセルドルフへレンタル移籍し、MF三笘薫がイングランドのブライトンへ完全移籍。王者・川崎フロンターレはこの夏、近い将来日本の未来をも背負っていくであろう2つの有望株が海外へ旅立った。

彼らの抜けた穴を埋めるべく、MF橘田健人やFW遠野大弥、MF宮城天など、若手たちが早くも頭角を現しつつある。新たなスター候補たちが続々と出てくる環境を見ていると、頼もしい限りだ。ただ、やはり先の東京オリンピックで田中や三笘とともに日の丸を背負い、2人が海外挑戦を行う中でフロンターレに残る決断をしたFW旗手怜央にかかる期待は大きいに違いない。

オリンピックから帰ってきたばかりということもあり、前節の大分トリニータ戦では欠場していた旗手だが、14日の柏レイソル戦(明治安田生命J1リーグ第24節)では、田中が主戦場としてきたインサイドハーフでスタメン出場。ゴールネットは揺らせなかったが、縦への推進力を武器に序盤から積極的にゴールを狙い、両チーム最多となる5本のシュートを放った。そして、豊富な運動量と身体を張ったプレイで守備面でも奮闘。77分までのプレイではあったが、三笘や田中の分までこれからは「オレがチームを引っ張っていくんだ」という気迫が感じられた試合だったのではないか。
実際、ともに切磋琢磨してきた同年代の仲間がチームから去り、旗手は今何を思うのか。柏戦を「今日の試合で出た課題はやっぱりゴール。得点を取って勝ってきたチームがゼロでは、本当にダメなことだと思う」と振り返りつつ、胸の内を明かしてくれた。

「アオ(田中碧)だったり、カオル(三笘薫)が出て行って、今思うと(2人は)結果を残すような選手だった。そこをやらないと、やっぱりビッグにはなれない。僕自身、今日あれだけのシュート打って、枠に入ったのは1本もないですし、そこは本当に改善しないといけないところ。でも、そこまでいけているのは良くなってきているところでもある。あとは最後の決め切るというところを、もっともっとこだわってやりたい」

田中と三笘の分まで、残りの試合で旗手に大きな期待を寄せているファンも少なくないだろう。彼が今背負っている期待やプレッシャー、責任は計り知れないものとなっているかもしれない。ただ、旅立った2人もそうだったが、旗手も非常に責任感が強く、向上心も高い選手。必ずや連覇という結果で、期待に応えてくれるのではないか。

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