東京五輪世代に負けられない “30歳”のサムライが迎える勝負のシーズン

ハノーファーで結果を出した原口 photo/Getty Images

W杯・ロシア大会を知る貴重な人物

東京五輪の方では堂安律、久保建英ら若いアタッカーが結果を残しており、この東京五輪世代はA代表でも主力となっていくだろう。南野拓実、鎌田大地らを含め2列目の争いは熾烈だ。

だが、2018年のワールドカップ・ロシア大会を経験している者も忘れてはならない。

勝負の新シーズンを迎えるのは、30歳を迎えたMF原口元気だ。
原口は昨季ブンデスリーガ2部で9得点7アシストの成績を残すなど充実のシーズンを過ごし、新シーズンからは1部のウニオン・ベルリンに移籍した。当然ブンデスリーガ1部で結果を残したとなれば、代表での序列にも影響が出てくるだろう。新シーズンは来年のワールドカップへ極めて重要だ。

2部とはいえ、昨季の9得点は原口にとって欧州ではキャリアハイだ。充実の時間を過ごしているのは堂安ら若い選手だけではない。

香川真司、乾貴士は代表から離れており、このままいけば来年のワールドカップは厳しいだろう。原口はアタッカーの中でロシア大会を知る数少ない選手の1人になる可能性があり、本人もアピールへ燃えているはずだ。

ブンデスリーガ1部では鎌田、昨季なら堂安も結果を残していたが、原口もそれに続けるか。

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