吉田麻也に求められる五輪での経験値 ”日本代表史上初”を達成した主将の存在

3度目の挑戦でメダル獲得へ導けるか photo/Getty Images

東京オリンピックでも主将を務める吉田

来たる東京オリンピックが22日に開幕。U-24日本代表は、五輪に出場するU-24ホンジュラス代表に3-1と勝利しており、メダル獲得に向けて大きな期待がかかっている。

ホンジュラス相手に得点を決めた吉田麻也は、チーム最年長で主将も務める。ホンジュラス戦では、FKから久保建英のキックにアウトサイドで合わせて先制点を奪うなど、攻守において存在感を発揮。また冨安健洋と形成されるA代表CBコンビには、守備の安定化を求められるだろう。

吉田は五輪の経験値も高い。2012年のロンドンオリンピックにも出場しており、スペインなどを下して4位と躍進したチームで全試合に出場。この時も主将を務めており、今大会は2度目のキャプテン就任となる。
また当時は24歳だったため、ロンドン五輪でもオーバーエイジでの選出だった。2度目のオーバーエイジでのメンバーとなり、23歳以下に限定された1992年のバルセロナオリンピックから数えて史上初めてとなる複数回オーバーエイジでのメンバー入りとなった。また2008年の北京オリンピックにも選ばれている吉田は、今大会で3度目の選出となり、バルセロナ五輪以降で史上最多となっている。

五輪やプレミアリーグなどで多くの経験を積む吉田は、若い選手たちにとって大きな存在となるだろう。彼とともにプレイすることで23歳以下の選手たちも成長へとつながるはずだ。守備での存在感を発揮する吉田には、多くの経験をチームに還元してほしい。

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