U-21欧州選手権得点王がドイツへ帰還か フル代表でも期待できるマンCの逸材とは

ヌメチャは来季どこでプレイするのか photo/Getty Images

22歳のヌメチャ

期待されながらもEURO2020ではベスト16で姿を消すことになったドイツ代表。大会直前にトーマス・ミュラーとマッツ・フンメルスを招集し、指揮官であるヨアヒム・レーヴの本気度も伺えたが、イングランド相手に勝つことが出来なかった。

大会終了後、レーヴの退任が発表され、新監督に元バイエルン・ミュンヘンの指揮官であったハンジ・フリックの就任が発表された、期間としてはEURO2024までとなっている。また、チームの主軸であったトニ・クロースも代表引退を発表しており、新しいドイツ代表として歩みを進めることになる。

そこで期待したいのはこれまで招集されなかった新戦力についてだ。特に今大会で気になったFW陣にはテコ入れが必要となる。

現在、候補として挙がっているのが、マンチェスター・シティ所属のFWルーカス・ヌメチャだ。昨季はベルギーのアンデルレヒトに期限付き移籍で加入しており、リーグ戦18ゴールを挙げている。また、先日行われたU-21の欧州選手権ではヌメチャが4得点で得点王となっており、フル代表でも期待ができる選手となっている。

そんなヌメチャはセルヒオ・アグエロが抜けた穴を埋める存在としてマンCから期待されていたが、今夏にドイツへ移籍するかも知れない。英『The Sun』によればライプツィヒはヌメチャ獲得に動いているようだ。既にフランクフルトからアンドレ・シウバを獲得したライプツィヒだが、もう一枚ストライカーを獲得したいのだろう。

もし、この移籍が現実となればドイツ代表としても非常に大きいと言える。彼のような本格的な9番タイプの選手は代表に少なく、EURO2020でも本職はサイドのセルジュ・ニャブリがセンターフォワードを務めていた。ニャブリも悪くはないが、9番のポジションを任せるのに最適な選手かと問われれば、返答に困ることは確かで、そこでヌメチャが選出されれば、競争力も含めて戦力の強化が見込めるだろう。

今後の移籍については不透明なヌメチャだが、実力で言えば彼をフル代表の戦力に含めてもいいのではないだろうか。

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