EUROでブレイクする5人の“新星” 来年のW杯へ彼らは地位を守れるか

ドイツ代表で評価伸ばすゴセンス photo/Getty Images

短期決戦でヒーローへ

EUROのような短期決戦ではラッキーボーイ的存在が出てくるものだが、今大会もグループステージから世界に強烈なインパクトを与えた選手たちがいる。

1.ロビン・ゴセンス(ドイツ代表/DF/26歳)



まずは左のウイングバックをこなすアタランタ所属DFゴセンスだ。昨年代表デビューを果たしたばかりのレフティーは、どちらかといえば遅咲きの選手だ。ドイツ人選手としては珍しいが、ゴセンスはオランダのフィテッセから本格的にキャリアをスタート。

そこからドルトレヒト、ヘラクレスとオランダのクラブを渡り歩き、2017年にセリエAのアタランタへ移籍。ドイツのクラブでキャリアを積んでいないのは珍しいケースで、ドイツの世代別代表でもプレイしていない。

しかしアタランタでの活躍から代表入りの権利を勝ち取り、ついにEURO2020でブレイクを果たした。グループステージではポルトガル戦で得点も奪っており、このまま翌年のワールドカップ・カタール大会でも定位置を守りたい。

2.ミッケル・ダムスゴー(デンマーク代表/FW/20歳)



グループステージ2連敗と苦しんでいたデンマークを救った選手の1人が、サンプドリアでプレイする若きアタッカーのダムスゴーだ。第2戦目のベルギー戦から先発を任されており、3戦目のロシア戦では貴重な得点を記録。今大会でブレイクしたヤングスターの1人と言えよう。積極的に仕掛ける姿勢には若者ゆえの勢いがあり、何か起こしてくれそうな空気を持つ選手だ。

グループステージで飛躍したデンマーク代表のダムスゴー photo/Getty Images

新シーズンも楽しみな選手たち

3.ヨアキム・メーレ(デンマーク代表/DF/24歳)



デンマークからはもう1人、左のウイングバックを務めるメーレも興味深い選手だ。ベルギーのヘンクで経験を積んできたメーレは、今年の冬にアタランタへ移籍。欧州5大リーグでプレイを始めたばかりで、EUROでのパフォーマンスから評価はさらに上昇していくことだろう。積極的に仕掛ける攻撃的な姿勢を見せ続けており、デンマークの攻撃に縦の推進力をプラスしてくれる貴重な存在だ。

4.カルヴィン・フィリップス(イングランド代表/MF/25歳)



リーズ・ユナイテッドでは実績を残していたが、イングランド代表の方では昨年デビューしたばかりの新星だ。グループステージ初戦のクロアチア戦から先発を任されると、絶妙なスルーパスでFWラヒーム・スターリングのゴールをアシスト。攻守両面でファイトを続けており、激戦区でもあるイングランドの中盤で地位を築こうとしている。グループステージでは17回のボールリカバリーを記録しており、守備的MFデクラン・ライスとのコンビも板についてきた。決勝トーナメントでもセーフティに戦うなら、この2人がファーストチョイスになるだろう。

5.ジョー・ロドン(ウェールズ代表/DF/23歳)



ベスト4入りの快進撃を見せた前回のEURO2016では、ウェールズ代表のセンターバックには頼れるリーダーだったアシュリー・ウィリアムズ、ジェイムズ・チェスターらがいた。しかし今のチームは若返りが進んでおり、トッテナムに所属するロドンは今後のウェールズを支えていくリーダー候補の1人だ。

193cmのサイズを活かしてグループステージから体を張っており、チームも決勝トーナメントへ進出。ベスト16のデンマーク戦は残念な結果に終わったが、次期リーダー候補のロドンは今後も注目していきたい選手だ。


決勝トーナメントでも覚醒する選手が出てくる可能性があり、それが短期決戦の魅力だ。EURO後の新シーズンでは、そうしたブレイクプレイヤーたちを追いかけていくのも悪くないだろう。

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