[MIXゾーン]FC東京、後半戦での巻き返しへ キーマンは破壊力抜群の“ブラジル人トリオ”

決勝ゴールを決め、試合後のインタビューに応じるアダイウトン photo/スクリーンショット

素早いカウンターで横浜FCを撃破

FC東京は19日、明治安田生命J1リーグ第18節で横浜FCと対戦。敵地での戦いに加えて天候不良と、難しい状況ではあったが、粘り強い戦いで1-0の勝利を収めた。この結果、5月のガンバ大阪戦(第15節)以来3試合ぶりの白星を手にしたFC東京は、順位を11位まで押し上げている。

チームのシステム変更や選手のポジション変更といったの新たなチャレンジを行なった影響もあってか、今季前半戦は悪夢の5連敗を喫するなど、なかなか思うような結果を残すことができなかったFC東京。しかし、リーグ戦の再開初戦となったこの一戦では、苦しみながらも見事完封勝利を収め、後半戦での巻き返しへ向けて幸先の良いスタートを切った。直近5試合の成績を見ても3勝1分1敗と上り調子だ。

そして、今後のFC東京のキーマンとなりそうなのがMFアダイウトン、MFレアンドロ、FWディエゴ・オリヴェイラのブラジル人トリオだ。横浜FC戦では、今季初めて揃ってスタメン出場を果たすと、31分にこの3選手による素早いカウンターからアダイウトンが決勝ゴールをゲット。華麗なパスワークに、息のあった動きなど、徐々に連携面が仕上がってきているのが窺えた。また、パワー、テクニック、スピードを兼ね備えた彼らの破壊力は抜群。たった3選手で攻撃を成立させてしまうことができ、ゴールシーン以外にも相手陣内へ攻め込む姿には、Jリーグではなかなか見られないほどの迫力があった。相手に押し込まれる苦しい場面でも、彼ら3選手の個の力で相手を押し返すことができ、チームにとって非常に心強いだろう。

長谷川健太監督や本人たちも、このブラジル人トリオがフィットしてきたことに手応えを感じている模様。試合後に次のように述べていた。

「難しい試合展開になるとは思っていましたが、まさにそんな展開になったのかなと思います。相手のスキをうまく突いて先制するところまでは良かったと思いますが、なかなか次の1点が入らず、逆に危ない場面もありました。本当にディフェンスラインが身体を張って守るシーンがあったゲームだったと思いますが、気持ちが最後大きく勝敗を左右したと思っています。我々にとっては大きな1勝だと思いますし、またこれを次の徳島戦にしっかりとつなげていきたいと思います。ルヴァンカップで非常に良いパフォーマンスを(ブラジル人トリオの)3人がしてくれたので、そのままの勢いで、3人を起用しました。非常に結果を出してくれましたし、チャンスも作ってくれたという意味では、期待どおりのプレイをしてくれたと思っています(長谷川監督)」

「練習から3人は、特にいろいろなコミュニケーションをとりながら、非常に良い関係ができていると思います。今日のゴールのシーンで言うと、レアンドロがボールを持ったときに自分とディエゴ(オリヴェイラ)が動いてパスコースを作ったら、レアンドロがディエゴを選択しました。ディエゴがキープしたところで自分が声を出して、それがディエゴに聞こえたことでボールを後ろに出してくれたんだと思います。そこで自分がボールを運んで決められました。3人でよく考えていることといえば、誰がボールを受けてもそうですが、ゴールに向かっていく動きを心がけています。レアンドロがボールを受けることが多いんですけどね。レアンドロから私にも、ディエゴにも良いパスがきます。ディエゴは良いフィニッシュを持っていますしね。3人でそういったことを心がけて、良いオプションや選択肢ができるようにしています(アダイウトン)」

はたして、FC東京はこの調子でどこまで順位を押し上げることができるのか。今季後半戦はブラジル人トリオが大暴れするかもしれない。

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