大迫、浅野に続く第3のストライカー ベルギーで17ゴールの鈴木はなぜ招集外なのか

今季17ゴールの鈴木優磨 photo/Getty Images

代表で見たい選手だ

3日に行われた日本代表対U-24代表の一戦は3-0とフル代表が決定力の高さを見せる試合となった。

オーバーエイジ枠の3名がU-24代表側に就くということもあり、フル代表が苦しくなるのではとの声もあったが、連携面で相手を上回る場面が散見されていた。特に最前線の大迫勇也の安定感は素晴らしく、先制点をアシストしている。

ここで気になったのはフル代表のFW登録選手の少なさだ。現状は前述した大迫と浅野拓磨の2人のみとなっており、MF登録の古橋亨梧も1トップを任せられるが、鎌田大地に代わってトップ下に入っていたため、2列目で考えられているのか。

そうなると、9番を務められる選手が2人というのは少し寂しい。両者共にタイプが違うこともあり使い分けできるが、また別のタイプの選手が欲しい。

ベルギー、シントトロイデンの鈴木優磨はどうだろうか。今季は所属クラブで17ゴールを挙げており、ベルギーリーグの得点ランキングでは4位の成績を残している。シントトロイデンが今季15位と低迷気味でありながらも、このゴール数を叩き出せる実力は本物だろう。

また、鈴木は前述した大迫、浅野とタイプが違うストライカーである点も監督としては起用しやすいだろう。ボックス内でのポジショニングに長けており、点を取ることに特化している鈴木はこれまでにいなかった人材だ。また、ストライカーとして必要なエゴイスト性も持ち合わせており、来夏でトルコへのステップアップの話も出ている。

今回は招集外となったが、今後の活躍次第では鈴木の招集もあり得るだろう。

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