モウリーニョも実力派MFを気に入った? ジャカ&ボアテングの次に浮上する男

CLユヴェントス戦では印象的なパフォーマンスを披露したS・オリベイラ photo/Getty Images

ローマ再建のキーマンとなるか

2021-22シーズンからジョゼ・モウリーニョ監督が指揮を執ることとなったセリエAのASローマだが、はたしてジャッロロッシは今夏どのような補強を仕掛けてくるのだろうか。昨夏にはオーナーの交代によって経営陣が刷新されたこともあり、来季の再建に対するクラブのモチベーションは高いだろう。ひょっとすると、誰もがビックリするようなスター選手の補強もあるかもしれない。

しかし、まずはチームの土台となる選手が必要だ。現時点で加入が噂されているのはアーセナルのMFグラニト・ジャカやバイエルン・ミュンヘンを今季限りで退団したDFジェローム・ボアテング。補強候補としては悪くない選手たちだろう。もちろん本人の希望もあるが、彼らが加入となれば心強いことは間違いない。

そんななか、ポルトガルでプレイするテクニシャンもローマの獲得リストには載っていると伊『Corriere dello Sport』が伝えている。そのテクニシャンとは、ポルトに所属するMFセルジオ・オリベイラ(29)だ。同メディアによると、彼の実力はポルトガルの同胞であるモウリーニョ監督とチアゴ・ピントGMが高く評価しているとのこと。ポルト側が要求する移籍金は2000万ユーロ(約26億7000万円)とされるが、ローマはMFアマドゥ・ディアワラを取引に含めることでその額を値引きしたい構えだという。
ポルトガルではその実力を各方面から認められているオリベイラ。たしかにローマ再建のキーマンとして彼は機能するかもしれない。それほど世界的な知名度はないかもしれないが、今季プリメイラ・リーガでは32試合に出場して13ゴール6アシストを記録している同選手。類まれなるテクニックを駆使しながらアタッキングサードで違いを生み、セットプレイでもその右足は相手の脅威となる。今季CL・ラウンド16の2ndレグでは、ユヴェントス相手に2得点を挙げたことも記憶に新しいところだ。

少し地味でも、たしかな実力を備えたポルトガルのテクニシャン。はたして、S・オリベイラが新シーズンに永遠の都へと降り立つことはあるのだろうか。再建を図るローマでキーマンとなるのは、意外にもこの男かもしれない。

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