積極性と安定感を兼ね備える“パーフェクトDF”へ セリエAで伸びる21歳の才能

来季の飛躍に期待がかかるクンブラ photo/Getty Images

昨夏鳴り物入りでローマに加入した新鋭DF

大きな期待を背負って加入するも、今季それほど大きなインパクトを残すことができたとは言い難い。しかし、彼はいつかセリエAを代表するセンターバックになる。昨夏ヴェローナからASローマに加入したアルバニア代表DFマラシュ・クンブラ(21)に関して、そんな期待を抱いている人も多いだろう。

「間違いなく、彼は将来ワールドクラスになる逸材だ」。昨季ヴェローナで活躍していたクンブラに関して、伊『Gazzetta dello Sport』がそう評していたことも記憶には新しい。アグレッシブな守備を最大の武器とし、鳴り物入りでローマに加入した同選手。今季は怪我の影響もあって安定した出場機会を得ることができなかったが、その能力の高さは誰もが認めるところだろう。

実際、現地時間15日に行われたセリエ第37節ラツィオ戦でも、クンブラの能力の高さは垣間見ることができた。同選手はこの試合で負傷交代を余儀なくされたDFロジェール・イバニェスに代わって急遽投入されるも、終始落ち着いたプレイぶりを披露。安心感のある持ち運びとディフェンスで攻守にわたって奮闘し、チームの2-0での勝利に貢献した。ここ最近はいまいちパッとしないプレイが続いていたものの、このラツィオ戦はクンブラの実力を再確認できるゲームになったと言っていい。このプレイをコンスタントに継続することができれば、将来的にリーグトップクラスの守備者となることも夢ではないはずだ。

「あまり考えないようにしているけれど、将来のためにも試合やトレーニングではできるだけ落ち着いてプレイするように心がけているんだ。アグレッシブなプレイスタイルだったから、起こりうるミスを減らしたくてね。アカデミー時代のコーチから助言を受けたんだ。モデルはいるかって? ユヴェントスの(ジョルジョ・)キエッリーニは参考にしているよ」(伊『forzaroma.info』より)

どうやら、調子に大きな波ができないように、クンブラ自身も以前からメンタルのコントロールには取り組んでいたという。ラツィオ戦ではその成果がよく出ていただけに、今後も継続してほしいところだ。

加入初年度となった今季は、チームへの適応と怪我の回復に充てる時間が多かったクンブラ。しかし、これからの同選手はようやくその本領を発揮していくこととなるか。アグレッシブな守備を次々と披露しながらも、その判断は常に的確。そんな守備者がセリエAで新たに完成する日も、そう遠くはないかもしれない。

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