[MIXゾーン]MVPは間違いなくDF志知孝明 アビスパの左サイドで示した存在意義

リーグ戦6試合ぶりの勝利を収めた福岡(写真はイメージ) photo/Getty Images

C大阪戦での退場の汚名を返上

アビスパ福岡は17日、明治安田生命J1リーグ第10節でFC東京と対戦した。

前半は何度かピンチを迎えたが、得意の粘り強い守備で耐え忍び、スコアレスでハーフタイムを迎えた福岡。後半に入り攻勢に出ると、58分にFWブルーノ・メンデスがゴールネットを揺らし、均衡を破る。終盤に相手の猛攻を受けるも、きっちりとシャットアウトし、福岡が1-0でFC東京を撃破した。福岡は第5節鹿島アントラーズ戦以来、リーグ戦6試合ぶりの勝利を収めている。

待望の移籍後初ゴールでアビスパを勝利へ導いたメンデスもそうだが、この一戦で一際存在感を発揮していたのが左サイドバックに入ったDF志知孝明だ。前々節セレッソ大阪戦(2-2)では早い時間帯に相手への危険なタックルで退場し、前節川崎フロンターレ戦(1-3)ではそのサスペンションにより欠場と、チームに迷惑をかけてしまっていた同選手。これらの汚名を返上すべく、いやそれ以上の働きで、FC東京戦では勝利に大きく貢献した。

メンデスの決勝ゴールも、左サイドの深い位置へ走り込んだ志知のターンからの切り込み、そして粘り強い折り返しから生まれたもの。守備面でも、FC東京の右サイドをしっかりと押さえ込むなど光ったシーンが多かった。特にスタミナ的にしんどいであろう後半アディショナルタイムに相手のパスを読み、スライディングでカットし、前に持ち運んでディエゴ・オリヴェイラのファウルを誘ったシーンは驚嘆に値する。ドリブル突破での前への推進力や精度の高いクロス、そして簡単には抜かせないデュエルの強さと、攻守にわたって躍動して見せたのだ。

その結果、この試合の走行距離は両チームで2番目に多い「10.469km」を記録し、スプリント回数に至っては最多の「29回」だった。自身の存在意義を示した志知は、間違いなくこの試合のMVPであろう。そんな志知が、FC東京戦について語ってくれた。

ーーFC東京戦を振り返って


みんな連戦で疲れていたので、僕はちょっと色々あったので、その分頑張ろうかなと思っていました。(得点シーンについては)僕はあそこで折り返しただけなので、中で草民くん(田邉草民)やブルーノ(ブルーノ・メンデス)がよく決めてくれたなと思います

ーー今日は深い位置まで侵入してクロスをあげるなど、特長がよく出ていたと思うが


やっていてもそういうふうに感じました。そうやって自分の特長をどんどん出していけるようにしていきたいです。それでまた得点やアシストだったり、結果を出せるように続けていくだけですね

ーー終盤も運動量が落ちず、守備のところでも貢献していました


前節負けていたので、絶対に連敗はできないと思っていました。そこは僕自身もそうですし、チームのみんなもよく最後まで身体を張っていたと思います

ーーアビスパらしさを発揮しての勝利。今後へのきっかけになりそうですが


新しい選手も加わってきて、どんどん競争が激しくなる中で、どんどんチーム内で高め合っていきたいです。そういうのを重ねていけたら、もう少しチームが良くなってくると思うので、練習から高め合いながら、新しい選手と合わせながら、コミュニケーションをとってやっていくだけですね

5年ぶりにJ1の舞台に帰ってきたアビスパ。今季の目標としている「50ポイント以上、10位以上」を達成する上で、攻守での貢献度が高い志知はキーマンのひとりとなるだろう。

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