ケイン加入なら鬼に金棒 マンCは強力なオプションを手に入れる

CLでの戦いを望むケイン photo/Getty Images

ケインは今季CL権を逃せば退団を希望

11日に行われたトッテナム・ホットスパー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は、ソン・フンミンのゴールでトッテナムが先制するも、後半に3得点を返されてしまい1-3でトッテナムの黒星となってしまった。この結果、トッテナムの勝ち点は49ポイントとなり、チャンピオンズリーグ圏内である4位ウェストハム・ユナイテッドとの差は6まで広がってしまった。

試合前にはチームのエースであるハリー・ケインがチャンピオンズリーグ出場権を獲得できなければ退団を希望するとクラブに伝えたと各種メディアが報じており、エースの退団はすぐそこまで来ているのかもしれない。

チーム事情が厳しい中、クラブOBであるピーター・クラウチ氏はもし移籍が実現すれば天文学的な金額となるが、ケイン獲得レースではマンチェスター・シティが一歩リードしていると、英『Daily Mail』にコメントを残している。
とはいえ、マンC指揮官であるジョゼップ・グアルディオラは来季の高額なストライカー獲得の可能性は低いと発言している。ケインがマンCに加わることは現実的ではないだろうが、もしケイン獲得となれば鬼に金棒となるだろう。

実際、今季のマンCはストライカーを置かない戦術を敷いて勝ちを量産しているが、先日のリーズ戦のようにフルメンバーで戦えない場合は苦しい展開を強いられている。また、ケビン・デ・ブライネやフェラン・トーレスのようなクロスの名手が在籍してはいるものの、前線での高さが足りず、宝の持ち腐れとなる場面が散見されている。そこにケインのような高さのある選手が入れば、前線での攻撃オプションが増えてより強力な攻撃陣が生まれそうだ。今季もケインは、19ゴール13アシストと目に見える結果を出しているだけに、彼が加わればチャンピオンズリーグ制覇も夢ではなさそうだ。また、ケイン自身の戦術理解度の高さも見逃せない。偽9番、ストライカーとさまざまな役割を持たせられるため、戦術の幅が広がることも加入の大きなメリットとなる。

とはいえまだ移籍は決定しておらず、ケインはトッテナムの選手だ。今月の26日にはマンCとのFA杯決勝が控えている。まずはタイトル獲得に向けて奮闘するケインに期待したい(データは『‪WhoScored.com』より)。

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