ハイプレスに苦しんだ浦和のディフェンスライン 徳島のターゲットとなった岩波拓也

岩波、槙野のビルドアップは狙われていた(写真は相模原戦) photo/Getty Images

後方でのミスから危ないシーンが見られた浦和

2連勝でホームに徳島ヴォルティスを迎えた浦和レッズ。指揮官であるリカルド・ロドリゲス監督の古巣となるクラブとの対戦ということもあって非常に引き締まった展開となった。両者のスタイルは、どちらも繋ぎ重視のポゼッションサッカー。前半は浦和が押し込まれる展開となったが、小泉佳穂や西大伍といったプレスをものともせずに運べる選手たちの存在もあってか徐々に主導権を奪い返し、関根貴大のゴールで勝利を掴んだ。
 
ここで気になったのは後方でのビルドアップだ。槙野智章、岩波拓也と両センターバックが繋ぎの面で精度の低さを露呈してしまい、徳島のハイプレスからあわや失点となるシーンも見られた。ここは守護神である西川周作が立ちふさがり事なきを得たが、失点となっていれば結果も変わっていたかも知れない。
 
特に気になったのは岩波の対応だ。徳島の早いプレスを受けたとはいえ、パス成功率が81%、ロングボールに関しては14本中6本の成功とどちらも高いとは言えない数字だ。もちろん、他選手の動き出しや声掛けといったサポートが大事ではあるが、このサッカーをするのであれば物足りないと感じてしまう。
 
後半に入ってからは伊藤敦樹や小泉といった中盤の選手が少し降りてサポートに入ったことや、徳島のプレスが弱まったことにより、後方でのビルドアップは改善の傾向にあったが、テコ入れは急務となるだろう。
 
後半のように近くの選手がサポートに入ることができればよいが、そうでない場面が必ずやってくる。その場合は前線に大きく蹴りだすなど、繋がない選択肢も頭に入れる必要があるだろう。臨機応変に対応できるか今季の岩波は試される年になりそうだ。
 
次節は上位に付けるセレッソ大阪との対戦を控える浦和。問題点を一つ一つ改善し、上位進出を目指して欲しい(データが『Sofa Score』より)。

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