さらにビッグな選手となるために A・アーノルドが乗り越えるべき“大きな壁”

今季なかなか思うような時間を過ごすことができていないA・アーノルド photo/Getty Images

本人も今季の不調は自覚

昨季まであれほど輝いていたリヴァプールのヤングスターは、いったいどうしてしまったのか。右サイドで多くのチャンスを提供するはずだった男が、今季はなかなか波に乗り切ることができていない。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。

以前まではサイドバックとして世界トップクラスの評価を得ていたA・アーノルド。しかし、今季の彼にあの頃の面影はほとんど見られない。攻守ともに精彩を欠く試合は散見され、そのパフォーマンスには小さくない波が。無理に前線へパスを通そうとするシーンも散見され、年始に行われた第17節のサウサンプトン戦で今季リーグ全選手中最多となる38回ものボールロストを記録したことも記憶には新しい。

これらのパフォーマンスを受けて、現在A・アーノルドには各方面から批判が集中している。「彼に4バックの右サイドバックは無理。3バックのウイングバックや中盤の選手として起用しないなら、リヴァプールは売却を考えるべきだ」(英『Football365』)。現地では、こんな厳しい意見をぶつけるメディアもある。この不調には昨季まで最終ラインを形成していたDFフィルジル・ファン・ダイクやDFジョー・ゴメスの離脱も関係しているはずだが、A・アーノルドへの風当たりは日増しに強くなっている。

しかし、そんな批判もA・アーノルドは受け止める姿勢でいるようだ。先日、ユルゲン・クロップ監督は「怪我や昨季中断期間の影響があり、調整が難しかった」とこの22歳を擁護したものの、本人は一刻も早く自分はトップフォームを再発見しなければならないと英『Sky Sports』へ次のように語る。

「今季の僕は明らかに以前と同じようなトップのレベルでプレイすることができていないね。最近は必死に以前のリズムを取り戻そうとしているところだよ。なかなかそれは難しいことだけどね。でも、言い訳はできない。チームのために尽くし、リヴァプールが試合で勝利するために可能な限りのパフォーマンスを発揮したいと思っている。ベストを尽くすよ」

これまで順調に歩んできた若者が直面するプロキャリア初めての壁。はたして、A・アーノルドがこの逆境をどのようにして打開していくのだろうか。大きな試練となるが、これを乗り越えれば彼の前にはさらに大きな成功への道が拓けてくることだろう。超攻撃的SBのさらなる成長に期待したいところだ。

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