“Newランパード”への挑戦 スター軍団化するチェルシーで生き残る22歳

チェルシーで活躍するマウント photo/Getty Images

昨季を超える数字を記録

カイ・ハフェルツ、ハキム・ツィエクら豪華な攻撃陣を加えたチェルシーにて、若手はどこまで生き残っていけるのか。これは今季開幕前からの注目ポイントだったが、新加入のスターに負けじと奮闘しているMFがいる。

ここまでリーグ戦21試合に出場して2得点4アシストの成績を残している22歳のメイソン・マウントだ。

昨季ダービー・カウンティから復帰したマウントは、フランク・ランパード前指揮官お気に入りの選手だった。今季途中からはトーマス・トゥヘルに指揮官が交代したが、今のパフォーマンスを維持できればチェルシーで生き残っていけるのではないか。
細かいデータを見てみると、マウントは攻守両面で昨季を超える数字を残している。昨季はリーグ戦37試合に出場してタックル成功数が37回だったが、今季はすでに48回を記録。インターセプト数も昨季の16回から24回へと増え、守備面での成長がうかがえる。

攻撃面ではキーパス数が (シュートへ直結するパス)昨季は52本だったが、今季はすでに55本を記録。1試合平均のドリブル成功数も昨季の1.1回から1.3回へと増えている。

マウントとしてはこのままチェルシーで出番を確保し、EURO2020を戦うイングランド代表メンバーに入ることが直近の目標となるだろう。今のペースならば、その目標も叶うかもしれない。

ランパードの指導を受けたマウントは、チェルシーとイングランド代表におけるNewランパードとなれるのか。現役時代のランパードは圧倒的な攻撃力を誇るMFだったが、マウントにもそうした選手へと成長してほしいところだ(データは『WhoScored.com』より)。

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