ベンゼマが求める“キャリア終焉の地” ベテランFWが夢見るは古巣への帰還か

長きにわたってレアル攻撃陣を牽引しているベンゼマ photo/Getty Images

実現はまだ先となりそうだが

レアル・マドリードの万能ストライカーは将来どこで選手生活を終えるのか。FWカリム・ベンゼマが選ぶ“キャリア終焉の地”について、同選手の元代理人が注目発言を残している。

現在33歳のベンゼマは、2009年にリヨンからレアル・マドリードへと加入。移籍後は同クラブで537試合に出場し、264ゴール140アシストを記録している。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが退団してからは攻撃の要としてチームを牽引しており、今季もここまでリーグ戦でチームトップとなる10ゴールをマーク。今季は一時調子を落とす時期もあったが、現地時間23日時行われたリーガ・エスパニョーラ第20節のアラベス戦では2得点の活躍を披露。今でもチームの中心選手であることを示してみせた。

だが、彼ももう33歳。今すぐにというわけではないが、そろそろ引退の時期についても考え始めていることだろう。実力主義のレアルで選手生活を終えるのは難しい。そうなれば、このストライカーは将来どこで現役生活にピリオドを打つのか。これについて、ベンゼマの元代理人であるカリム・ジャジリ氏が仏『Inside Gones』に対してこんなコメントを残している。
「ベンゼマが将来的にリヨンに戻るかって? そうだね。正直に言えばそうなると思うよ。彼は定期的に私に連絡を取り、チームの全試合もチェックしている。加えて、彼はパルク・オリンピック・リヨンでプレイしたことがない。ベンゼマはそこでプレイしたいと願っているんだ。彼の心の中には、常にリヨンの存在がある。リヨンに復帰して素晴らしい活躍を披露することは彼にとって夢だ。話を聞く限り、キャプテンマークをつけて若い選手たちと共にプレイすることを、ベンゼマは魔法の時間だと思っている」

すでにベンゼマの代理人ではなくなっているものの、元クライアントとは今でも密に連絡を取り合っているというシャジリ氏。この話が真実ならば、そう遠くない未来にベンゼマのリヨン復帰が現実のものとなるかもしれない。早ければ、レアルとの現行契約が満了を迎える2022年の夏にも実現する可能性はあるか。

リヨン側もベンゼマの受け入れ体制は着実に整えているようで、2019年の12月にジャン・ミシェル・オラス会長は「現時点での移籍は難しいかもしれないけど、復帰を受け入れる体制はできている」と発言している。いつでもウェルカムな様子のリヨンだが、はたしてこの先ベンゼマが古巣に帰還することはあるのだろうか。ベンゼマの去就については、長い目で引き続き注目したいところだ。

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