ノルウェーの“神童”は世界レベルなのか 22歳になった男の気になる成長速度

レアルで結果残せていないウーデゴー photo/Getty Images

成長スピードはやや遅い

2022カタールワールドカップでダークホースになり得ると期待されているのが、ノルウェー代表だ。

今のノルウェーには世界が注目するプレイヤーが2人いる。ドルトムントで暴れる20歳FWアーリング・ハーランドと、レアル・マドリード所属の22歳MFマルティン・ウーデゴーだ。ビッグクラブでプレイできる実力者が2人も現れたのはノルウェーサッカー界にとって大きい。

しかし、ウーデゴーの方はキャリアの分岐点を迎えている。昨季はレンタル先のレアル・ソシエダで見事なパフォーマンスを披露したが、今季から復帰したレアル・マドリードではポジションを確保できなかった。指揮官ジネディーヌ・ジダンが十分なチャンスを与えていないとも言えるが、まだウーデゴーの実力がトニ・クロースやルカ・モドリッチに及ばないのも事実だ。

現在ではアーセナルへのレンタル移籍が噂されており、この話題に興奮しているアーセナルサポーターも多い。ただ、ウーデゴーが初参戦となるプレミアリーグで満足な活躍ができるかは未知数だ。

英『Sportbible』によれば、かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したアラン・スミス氏もウーデゴーのアーセナル移籍案に疑問を唱えている。アーセナルはウナイ・エメリ時代にスペイン人MFデニス・スアレスをレンタルで獲得したが、期待に応えられなかった苦い記憶がある。それと似たようなケースになる恐れもあると考えられているのだ。

ウーデゴーは本当にレアルのような超ビッグクラブで主役になれるだけの実力者なのか。仮にアーセナルへレンタル移籍するならば、イングランドの地でそれを証明しなければならない。

レアルからアーセナルにレンタル移籍している選手ではスペイン人MFダニ・セバージョスもいるが、セバージョスもレアルで定位置を確保できるレベルに達しているかは微妙なところだ。上手い選手ではあるものの、モドリッチやクロースほどの存在感は発揮できていない。

ノルウェーサッカー界にとってもウーデゴーの成長は気になるところだろう。10代の頃から神童と呼ばれてきたが、もう22歳。10代から活躍する選手が多い現代サッカーにおいて、ウーデゴーはそろそろ中堅世代に入ろうとしている。まだレアルで定位置を確保できていないところを見ても、成長スピードはやや遅いと言わざるを得ない。

ハーランドの方はザルツブルク時代から急激に評価を伸ばしているが、ウーデゴーの方はワールドクラスの司令塔となれるのか。今後の1、2年が勝負となりそうだ。

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