リヴァプール、トップ4も危うし 過去に5戦未勝利を記録したクラブの結果は……

バーンリーに敗れ、肩を落とすサラー photo/Getty Images

首位との勝ち点差はまだ「6」だが……

プレミアリーグの連覇を目指す王者リヴァプールに不穏な空気が流れ始めた。来季のチャンピオンズリーグ出場権の獲得すら危ういかもしれない。

21日に行われたプレミアリーグ第18節で、バーンリーをホームへ迎え入れたリヴァプール。終始試合の主導権を握り、いく度となく決定機を迎えるが、なかなかゴールを奪うことができず。すると、82分にバーンリーに一瞬の隙を突かれてペナルティエリア内へ侵入され、GKアリソンが相手を倒してしまい、このPKをアシュリー・バーンズに沈められた。リヴァプールは90分間で27本ものシュートを放ったが、最後までゴールネットを揺らせないまま0-1で痛恨の敗戦を喫した。

この結果、リヴァプールはリーグ戦で直近5試合も白星がなく、アンフィールドでの不敗神話も「68」でストップしてしまった。そんな中でも、現在特に深刻なのが、攻撃陣の不調。いくら守備を頑張ったとしても、ゴールを奪えなければ勝つことはできない。欧州屈指の3トップと称される強力な攻撃陣を擁する同クラブだが、ここ4試合は鳴りを潜め、無得点となっている。新戦力ながら序盤戦で素晴らしい活躍を見せていたディオゴ・ジョタの負傷離脱も、大きな痛手となっているに違いない。なお、データサイト『opta』によると、リヴァプールがリーグ戦で4試合も無得点となったのは2000年5月以来で、クロップ監督自身もこれを経験したのはマインツ時代の2006年以来だという。

序盤戦の貯金や今季のプレミアリーグがこれまでにないほど混戦になっていることもあり、首位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点差「6」の4位で済んではいる。ただ、プレミアリーグで5試合勝利から遠ざかりながらも、優勝を手にしたのは1992-93シーズンと1995-96シーズンのマンUのみ。また、直近7シーズンを見てみると、シーズン中にこれほどの期間未勝利が続き、最終的にトップ4入り果たしたのは2016-17シーズンのリヴァプール、2018-19シーズンのトッテナムの2クラブだけなのだ。

クラブのレジェンドで現在は解説業を行うジェイミー・キャラガー氏も、古巣の現状を目の当たりにして「タイトルが手から滑り落ちて行っている。現時点で、本当に難しいものとなっている。トップと6ポイント差で、まだまだ巻き返せるものだが、彼らの状態と今後数ヶ月の日程を考慮するとね。タイトルではなく、トップ4入りについて心配し始めるだろう。パレスに7-0で勝利して以降、ここ数週間リヴァプールに起こっていることが信じられないよ」とコメントしており、今後への不安を隠せなかった。

リヴァプールのチーム状況を踏まえると、攻撃陣の不調は致命的なものとなってしまうかもしれない。フィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスの主力CBが長期離脱を余儀なくされ、今は若手の起用やジョーダン・ヘンダーソンのコンバートなどで踏ん張っているが、ちょっとしたきっかけで守備が崩壊する可能性は大いにある。好調時のリヴァプールであれば、もしそうなったとしても激しい撃ち合いに持ち込み、圧倒な攻撃力で相手をねじ伏せることができるだろう。しかし、ここ数試合のリヴァプールの攻撃陣にはその元気が感じられない。主力CB2枚の長期離脱に攻撃陣の不調と、2015年10月にクロップ監督がリヴァプールの指揮官に就任して以降、最大のピンチが訪れているかもしれない。まだまだ首位が射程圏内であるうちに、攻撃陣は目を覚ますことができるのか。

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