リーガは最もゴールが生まれないリーグ? 1試合平均得点が5大リーグ最低に

レアルも大量得点を望めぬチームに photo/Getty Images

印象変わったのはセリエA

2018年の夏にクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードを去り、今季はバルセロナFWリオネル・メッシもゴールを量産できているわけではない。その結果リーガ・エスパニョーラはどうなったのか。

実は現在のリーガ・エスパニョーラは、欧州5大リーグで最も1試合平均得点が少ないリーグとなっているのだ。今季開幕からリーガの1試合平均得点は2.41点となっており、思うように得点数は伸びていない。

もっとも以前から緩やかな減少傾向にはあり、2018-19シーズンは2.59点、昨季は2.48点、そして今季が現時点で2.41点だ。特に大きいのはロナウドが去ったレアルの変化だ。
今季のリーガで1試合平均得点が2点を上回っているのはアトレティコ・マドリード(2.42点)、レアル・ソシエダ(2.22点)、バルセロナ(2.14点)の3チームのみ。銀河系軍団レアルは1.7点となっており、やはりロナウド退団の影響は大きいのだろう。

一方で大きく印象が変わったのはセリエAだ。以前は守備的なリーグとのイメージもあったが、今季は3.41点とかなり攻撃的だ。アタランタ、サッスオーロ、ナポリなど攻撃に強みを持つチームも増え、インテルもロメル・ルカクとラウタロ・マルティネスを中心に攻撃力は高い。優勝争いも熾烈なものとなっており、セリエAは今や欧州で最もスペクタクルなリーグと言っていいかもしれない。

そのセリエAに次いで1試合平均得点数が多いのはブンデスリーガで3.21点、続いてプレミアリーグが3.14点、フランスのリーグ・アンは2.82点となっている。サッカー界のトレンドは変わっていくものだが、2強が足踏みする今のリーガにゴールラッシュを望むのは難しいのか。

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