もうクリーンシート数は二桁 アーセナル離れた遅咲きGKにトップクラスの評価

アストン・ヴィラでプレイするマルティネス photo/Getty Images

昨季から一気にブレイク

リヴァプールのアリソン・ベッカー、マンチェスター・シティのエデルソン・モラレスら現在のプレミアリーグを代表する名GKに並べるだろうか。今急激に評価を伸ばしている男がいる。

昨季アーセナルで実力を証明し、今夏にアストン・ヴィラへ移籍した28歳GKエミリアーノ・マルティネスだ。

昨季途中までマルティネスのことをよく知らなかったというサッカーファンは多いだろう。マルティネスは2010年よりアーセナルの下部組織に入ったが、トップチームではほとんど出番がなかった。
オックスフォード・ユナイテッド、シェフィールド・ウェンズディ、ロザラム・ユナイテッドなど下位リーグのクラブにレンタル移籍を続けるキャリアを過ごすことになり、プレミアリーグとは縁のない選手だったのだ。

しかし昨季はアーセナル守護神ベルント・レノが負傷離脱したこともあり、マルティネスの出番が急増。そこでのパフォーマンスが評価され、一時はレノからポジションを奪うのではないかとまで言われた。

残念ながらレノからポジションを奪い取ることはできなかったが、移籍したアストン・ヴィラでは守護神の座を確保。ここまでリーグ戦7試合に出場し、早くも4度のクリーンシートを達成している。

英『The Sun』によれば、かつてアストン・ヴィラで活躍したFWのアラン・マキナリー氏もマルティネスのことをプレミアトップクラスのGKと認めている。

「彼は非常に優れたGKだ。ヴィラの守備も非常に良くなっている。ヴィラは長らくトップクラスのGKを抱えていなかったが、マルティネスはその人だと思う。ヴィラにとってもマルティネスにとってもワンダフルな動きだった」

マルティネスはまだプレミアリーグの戦いを22試合しか経験していないが、すでにクリーンシートの数は二桁の10試合に乗っている。

昨年からはアルゼンチン代表にも召集されており、一気に評価が上がった印象だ。下積み時代は長かったが、ついに才能が花開いたマルティネスはプレミアの中でもトップクラスのGKとの評価を獲得しようとしている。

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