まだリーグ戦“枠内シュート0”の怪 昨季17得点のFWが苦いスタート

マンUのマルシャル photo/Getty Images

今季はリーグ戦20得点の期待もあるが……

昨季プレミアリーグで3位に入ったマンチェスター・ユナイテッドでは、シーズン途中からマーカス・ラッシュフォード、メイソン・グリーンウッド、アントニー・マルシャルの3トップが見事な働きを見せた。

今季も3人の働きには期待がかかっていたのだが、リーグ戦7試合を消化した時点では思うように機能していない。ラッシュフォードはリーグ戦で2得点3アシストと奮闘しているが、マルシャルとグリーンウッドにはまだゴールがないのだ。

特に気になるのはマルシャルの状態だ。昨季はリーグ戦で17得点7アシストの数字を残し、アタッカーとして大きくレベルアップした印象もあった。しかし今季はここまでリーグ戦でゴールがないどころか、枠内シュートすら1本もないのだ。
ここまでマルシャルはリーグ戦4試合に出場しており、時間にすると290分間ピッチに立っている。その中でシュートは3本しか打てず、いずれも枠内に飛んでいない。枠内に飛ばなければゴールはあり得ないため、サポーターとしては気になる数字か。

英『Squawka』も「ミステリー」と伝えているが、今季リーグ戦ではトッテナム戦で退場処分を受けるなど良いところがない。チーム全体として守備に不安があるだけに、マンUが上へ行くためにはマルシャルやラッシュフォード、MFブルーノ・フェルナンデスら攻撃陣の奮起が必要だ。

マルシャルとしては昨季の勢いを維持し、EURO2020へフランス代表監督ディディエ・デシャンにもアピールを続けていきたい。少し苦しいスタートとなっているが、リーグ戦での今季初得点はいつ生まれるのか。チームも15位と苦戦しているため、早い段階でマルシャルの一撃が欲しいところだ。

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