大迫勇也を脅かせるか ベルギーで奮闘する“2人の鈴木”への注目

日本代表でプレイする鈴木武蔵 photo/Getty Images

日本代表で主力となってほしい2人

長らく日本代表の最前線はブレーメン所属のFW大迫勇也が務めてきたが、その代役を任せられる選手が見当たらない。

南野拓実、堂安律、中島翔哉ら自慢の2列目を活かすには大迫のポストプレイが欠かせず、欧州で屈強なDF陣と戦っている大迫の能力と経験は極めて貴重なものだ。

しかし大迫も30歳を迎えており、現在は所属するブレーメンでも思うような結果を残せていない。そろそろ大迫のポジションを脅かす選手が出てきてほしい。
まず期待したいのは、ベルギーのKベールスホットVAでプレイする鈴木武蔵だ。

V・ファーレン長崎、コンサドーレ札幌で技を磨いた鈴木は、今夏にベルギーへ。近年はベルギーリーグで結果を残す日本人選手も多いが、鈴木もその流れに乗っている。

シント・トロイデンの鈴木優磨 photo/Getty Images

ここまでリーグ戦7試合で5得点と結果を残しており、ベルギー『Voetbalkrant』も最も効率のいいストライカーの1人と得点ペースを称えている。

鈴木は10月の日本代表メンバーにも選ばれ、コートジボワール代表とのテストマッチでは先発出場を果たした。大迫ほど器用にボールを収められるわけではないが、持ち前の身体能力でコートジボワールの屈強なセンターバックたちと懸命に戦っていた姿は印象的だ。

また同じベルギーでプレイするシント・トロイデン所属FW鈴木優磨も興味深い逸材だ。やや物足りないところはあるが、今季はここまでリーグ戦10試合で3得点を記録。先月17日には鈴木武蔵がいるベールスホット相手に得点も決めてみせた。

24歳の鈴木優磨も日本人離れしたパワフルなプレイを持ち味としており、そろそろ日本代表に絡んでいきたい年齢だ。

ベルギーで奮闘する2人の鈴木は大迫を脅かすことができるのか。海外でプレイする日本人センターフォワードは貴重な存在であり、まず2人にはベルギーで何とか爪痕を残してほしいところだ。

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