マンU・9番に欲しい一貫性 ワールドクラスの評価を得るために必要なもの

マンUのマルシャル photo/Getty Images

クラブOBが主張

昨季後半戦、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグで怒涛の快進撃を披露し、最終的にはこのコンペティションを3位でフィニッシュすることに成功した。その原動力となったのが、マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、メイソン・グリーンウッドで形成される若い3トップだ。中盤で躍動したブルーノ・フェルナンデスやポール・ポグバの貢献度も見逃せないが、前線ユニットがしっかりと得点を奪っていたこともマンUが躍進した大きな要因の一つといえるだろう。

その3トップの中でも、マルシャルの活躍は少しサプライズと言えたのではないだろうか。若いうちから期待されながらも、なかなか赤い悪魔で結果を残せていなかった同選手。しかし、2019-20シーズンは9番のポジションで覚醒し、キャリア最多となるリーグ戦17ゴールをマークしている。マンUの快進撃に彼は間違いなく必要な存在だったと言えるだろう。

しかし、そんなマルシャルがワールドクラスとして評価されるのはまだ早い。世界最高級FWとの称賛を得るためには、あと何年か昨季のような成績をキープしなければいけないとクラブOBのディミタール・ベルバトフ氏は主張する。同氏はマルシャルについて、英『Betfair』へ次のように語った。

「彼が決して単なるサイドプレイヤーや、偽の9番を務めているわけではない。様々な場所に顔を出し、ファウルを貰うスタイルはユナイテッドにとって大きな武器になっているよ。しかし、そんな彼に対して唯一疑問が残るとすれば、一貫性がないかもしれないという点だ。彼は今のところ、すべてのゲームで優秀だとは言えない。そういった一貫性を獲得するまで、マルシャルをワールドクラスと呼ぶのは難しいね」

「それこそが良い選手と素晴らしい選手を分けるものだ。クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシを見ればわかる。彼らは10年間もの間、毎シーズン多くのゴールを決めている。ビッグクラブで一貫したパフォーマンスを披露しないと、いくら瞬間的に活躍しても批評家は騒ぎ立てる。その点、マルシャルは周囲からのサポートを受けていないと消えてしまう選手だから、今は彼に対する批判もよく耳にするね。現時点での彼は、まだチームのパフォーマンスに左右される選手だと言っていい」

今季はここまでのリーグ戦3試合でいまだにゴールを奪えていないマルシャル。チームの状態も悪いとされる中、昨季ほどのパフォーマンスは披露できていないと言っていいだろう。ワールドクラスと評価されるまでには、もう一皮むけることことが求められるマンUの9番。はたして今後、マルシャルは赤い悪魔の攻撃を一人で激変させることができるようなゲームチェンジャーとなることができるか。24歳がさらなる成長を遂げる日を、ファンも待ちわびているはずだ。

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