ヒヤヒヤする展開はもうたくさん マンUが改善すべき問題点とは

最終的に勝利したマンUだが、ブライトン戦でも先制点を奪われ最後まで苦しい展開を強いられた photo/Getty Images

先手を取られる展開は改善したい

昨季は終盤戦に怒涛の快進撃でプレミアリーグ3位のポジションを勝ち取ったマンチェスター・ユナイテッド。彼らはMFブルーノ・フェルナンデスの獲得やMFポール・ポグバの復帰によって、急速に影響力を取り戻した。2020-21シーズンはさらに上の順位を狙えるはずだ。昨季終了時点では誰もがそう思っていた事だろう。

しかし、現在の調子が続くのであれば、その予想が実現するのは少し難しいか。開幕からリーグ戦2試合を戦って、マンUはちょっとした苦戦を強いられている。開幕節ではクリスタル・パレスに1-3で敗れ、続く第2節では3-2で勝利を手にしたはいいが終始ブライトンに手を焼く形となった。

このままではマズい。彼らの開幕2試合を見て、そう感じた人は少なくないだろう。その中でイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードも、相手に先手を取られ続ける展開には危機感を覚えているようだ。ブライトン戦後、同選手は『MUTV』に対して次のようにチームの改善点を挙げている。
「僕たちはこの試合でなんとか3ポイントを獲得したことを、パフォーマンス改善のキッカケにしなければならないね。前回も今回も僕らは先制を許して苦しい展開を強いられた。とはいえ、最終的に勝利を掴んだ今回に関しては満足しているよ。どのような形であれ、勝てばいいとも思っている。このまま改善しながら勝ちを拾っていければ、それがベストだね」

勝利を掴んだことに対しては満足だが、この先はその過程におけるクオリティもアップしていかなければならないとラッシュフォード。消耗が激しくなるだけに長いシーズンを戦う上でヒヤヒヤする試合は減らしていきたいところだが、はたして今後のマンUはこの問題を解決する事ができるのだろうか。スムーズに先制して突き放す。赤い悪魔は強者の戦い方を会得したいところだ。

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