アーセナルでスターになるはずだった 2年で変わった“ヴィエラ2世”候補の立場

アーセナルのトレイラ photo/Getty Images

実力は申し分ないが……

アーセナルにとって実力ある守備的MFの確保は長年の課題と言われてきたが、2018年夏にその問題はクリアされたかと思われた。

小柄ながら、パトリック・ヴィエラとまで比較されたウルグアイ代表MFルーカス・トレイラがやってきたからだ。ウルグアイ出身選手らしいファイト溢れるプレイに加え、テクニックもまずまず高い。トレイラこそアーセナルが必要としていた選手だと感じたサポーターも少なくないだろう。

しかし、あれから2年で状況は変わった。今では資金捻出へ放出候補に挙がっているとまで言われており、アーセナルの救世主になるかと思われたMFの影はかなり薄くなっている。
英『90min』も「アーセナルでスターになる運命にあるよう見えたトレイラに何が起こったのか」と取り上げているが、大きいのはMFマッテオ・グエンドウジとダニ・セバージョスの登場か。

前指揮官ウナイ・エメリはロリアンから獲得したグエンドウジを大抜擢し、グエンドウジも懸命にその期待に応えていた。トレイラにとっては厄介なライバルとなり、トレイラの個性を上手く活かせていない2年間との印象が強い。

セバージョスも今のチームに欠かせない存在となっており、高いテクニックに加えて守備でもチームに貢献する力を持っている。ジャカもきっちりポジションを守っているため、同メディアもトレイラにポジションはないと見ている。

トレイラも初めてのイングランド生活への適応に苦労したところもあったのだろうが、実力を100%発揮できぬままアーセナルを去るのか。能力は確かだっただけに、やや不思議な2年間となってしまっている。

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