スペインのバレンシアで活躍してから8年。少し特殊なキャリアを歩んでいた選手がイングランド・プレミアリーグの舞台へやってくる。
プレミア昇格を決めたリーズ・ユナイテッドの中でも1、2を争う注目を集めている35歳のスペイン人FWパブロ・エルナンデスだ。
パブロ・エルナンデスといえばバレンシアで100試合以上に出場したアタッカーで、スペイン代表に選ばれた経験もある。バレンシア時代のパブロ・エルナンデスを知っているサッカーファンは多いだろう。
パブロ・エルナンデスは2012年にバレンシアを退団。そこからスウォンジーに加入し、2014年からはカタールのアル・アラビでプレイしている。この時にパブロ・エルナンデスがどこでプレイしているか分からなくなったサッカーファンもいるだろう。パブロ・エルナンデスは欧州五大リーグから姿を消したのだ。
2015-16シーズンにはレンタルの形でスペインのラージョ・バジェカーノへ加わったが、2016-17シーズンからはイングランド2部に所属していたリーズへ移籍。リーズを1部復帰へ導くプロジェクトに関わることになった。
この時点で31歳を迎えており、パブロ・エルナンデスのキャリアは下降線を辿るかと思われた。ところがリーズではクラブ年間最優秀選手賞に選ばれるなど大ブレイク。1部昇格の原動力となり、昨季もリーグ戦で9得点を記録した。
英『sky Sports』によると、スウォンジーでもコーチの立場からパブロ・エルナンデスを見ていたペップ・クロテートは、パブロ・エルナンデスを1部でプレイすべき選手だと紹介している。30代に入ってからも実力は高く評価されているのだ。
「パブロはプレミアリーグの選手だ。彼にはまだ能力がある。彼は多くの経験をチームに加える重要な存在となるだろう。パブロがプレミアリーグでもリーズにとって主要な役割を果たせると確信しているよ」
プレミアへ戻るまでに4年かかったが、パブロ・エルナンデスはプレミアの舞台でもサポーターに夢を届けることができるのか。35歳にして2度目のブレイクを迎えている。
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