2019-20シーズン限りで解任となったマウリツィオ・サッリ前監督に代わり、新指揮官に就任したアンドレア・ピルロ監督の下で今夏スカッドの改造に着手すると言われているユヴェントス。なかでもピルロ監督が自分の色を出したいとされているのが中盤だ。現役時代に自身がプレイした位置からビアンコネリの改革は始まる予感。そんな風潮が現地では高まっている。
その第一弾として加入が噂されているのがサッスオーロに所属するMFマヌエル・ロカテッリだ。“新レジスタ候補”としてピルロ監督も高く評価しているとされる同選手。獲得できればユヴェントスにとってはかなり大きな補強となる。
しかし、ロカテッリよりも早くトリノにやって来るかもしれない中盤戦士がいる。伊『calciomercato』によると、シャルケに所属するアメリカ代表MFウェストン・マッケニーが今週中にもトリノでメディカルチェックを受ける予定になっているのだという。リヴァプールやヘルタ・ベルリンなどが移籍先として報じられていた同選手だが、新天地はユヴェントスということになるか。契約自体は買取OP付きのレンタルが濃厚とのことだ。
センターバックから攻撃的な中盤まで、あらゆるポジションでプレイ可能なマッケニー。無尽蔵のスタミナやアグレッシブなボール奪取、攻撃面では正確なロングパスを強みとする彼は、ピルロ監督にとっても非常に使い勝手の良い選手となるだろう。今季はシャルケで公式戦32試合に出場しており、若いながらも経験は十分に積んでいる。若さゆえの拙さも彼とは無縁か。
ユヴェントス加入が間近に迫っているアメリカ産の若き“万能戦士”。はたして来季、ピルロ監督はマッケニーにどのような役割を与えることとなるのだろうか。今から加入発表の時が楽しみでならないファンも多いだろう。
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