ラームに憧れ、酒井宏樹の背中追う 日本の“超アグレッシブSB”室屋の挑戦

日本代表でもプレイする室屋 photo/Getty Images

酒井に刺激を与える存在に

また1人日本のサイドバックが海を渡った。

ブンデスリーガ2部のハノーファーへ活躍の場を移すことになったのは、FC東京でプレイしてきた26歳の室屋成だ。

日本代表でもプレイ経験がある右サイドバックは、攻撃参加も苦にしないアグレッシブなタイプだ。その積極果敢なプレイスタイルがドイツで通用するか試すことになり、26歳にして大きな挑戦に臨むことになる。
現在もハノーファーでは原口元気がプレイしているが、このクラブは何かと日本人選手と縁がある。サイドバックでは現マルセイユDF酒井宏樹も102試合プレイした経験を持っており、酒井に続く日本人右サイドバックとなる。

独『Sportbuzzer』もさっそく室屋のコメントを紹介しているが、室屋は以前から元ドイツ代表DFフィリップ・ラームに憧れてきたという。室屋は176cm、ラームは170cmと、サイズ的にも似たところがある。参考にしやすいサイドバックだったのかもしれない。

「ラームは子供の頃にワールドカップで見ましたが、非常に優れた選手でした。背番号21が空いているのを知った時、すぐにその番号について考えました。ハノーファーのラームになるとは言いたくないですが、番号にふさわしい存在となるよう頑張ります」

また室屋は日本人選手の強みが戦術的な規律部分にあり、個人面ではデュエルに特長があることもアピールしている。デュエルの部分で戦うことができれば、ブンデスリーガ2部でも結果を残していけるはずだ。

ハノーファーのラームとなるまでの道のりは長いが、1年目から結果を残せるのか。日本代表でも酒井宏樹にプレッシャーをかける存在になってほしいところで、新シーズンもブンデスリーガは相変わらず楽しみだ。

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