優勝候補のマンCを撃破せよ “ダークホース”・リヨンが狙う大番狂わせ

ラウンド16でユヴェントスを退け、勢いに乗るリヨン photo/Getty Images

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1回戦ではユヴェントスを撃破

2019-20シーズンのチャンピオンズリーグで優勝候補の本命はどこか。おそらく、ファンの人気を集めるのはマンチェスター・シティとバイエルン・ミュンヘンの2チームだろう。ラウンド16で強敵レアル ・マドリードを退けたマンC、準々決勝でバルセロナを8ゴールで粉砕したバイエルン。どちらも盤石の戦いぶりでここまで生き残っているチームだけに、支持を集めるのは当然だろう。

しかし、そんな優勝候補の一角であるマンC相手に番狂わせを起こそうと、闘志を燃やす伏兵がいる。現地時間15日に、ベスト4最後の席をかけてシチズンズと対戦するリヨンだ。

決勝トーナメント1回戦では、大方の予想に反してユヴェントスを撃破するという“ジャイアントキリング”を披露したリヨン。強豪クラブとの対戦が続くが、チームを率いるリュディ・ガルシア監督はまたも力のある相手をねじ伏せることに自信を覗かせている。力の差を認めつつも、少ないチャンスの精度を上げることで自分たちはマンCに対抗できると指揮官は次のように語っている。スペイン『as』が伝えた。
「シティはこのトーナメントにおいて、優勝の本命だ。この試合でも多くの人がシティの勝利を予想していることだろう。だから、私は選手にユヴェントス戦2試合と同じくらい高いクオリティを望んでいるよ。それを実行できるだけの力は持っているはずだしね。ボールポゼッションに関しては、それをアイデンティティとするシティに分があるだろう。でも、それは我々も理解しているところだ。ひとつひとつのチャンスをより危険なものにする必要がある。ボールを持てる機会というのは少ないだろうから、保持した際にそれを最大限活用すべきなんだ。そうすればシティに問題を発生させることができるだろうね」

耐え凌ぐ時間が長くなるだろうが、必殺のカウンターでマンCの隙を突く構えのリヨン。とはいえ、一度それが発動すればフセム・アワールやメンフィス・デパイといった選手たちがマンCゴールに襲いかかることだろう。戦術こそ弱者の戦い方だが、それを実行する選手のクオリティはやはり欧州屈指のレベルだ。

アワールも「試合前のオッズが正しくないこともあるという可能性を示したい」と意気込むマンC戦。はたして、リヨンは準決勝への切符を手にすることができるのだろうか。フランスの伏兵が大暴れの予感だ。

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