MFでもCBでもワールドクラスか 21歳はどんなクラブにでもフィットする

ウェストハムのライス photo/Getty Images

プレミアで躍動する若き守備職人

今季プレミアリーグで躍動した若きディフェンスマスター。イングランドのサッカーを熱心にチェックしているならば、ご存知の人も多いだろう。ウェストハムのMFデクラン・ライスのことだ。

昨季センターバックから守備的中盤にポジションをコンバートし、一躍脚光を浴びる存在となったライス。しかし、今季は“元本職”であるCBにも再挑戦し高いクオリティを見せつけた。その特性から巷では“NEWハビエル・マスチェラーノ”と呼ばれることも多く、今夏移籍市場を賑わす存在として注目されている。

中盤と最終ラインの両方でチームにプラス要素を加えることができる存在。そんな彼は守備力に不安を抱えているビッグクラブにとって、喉から手が出るほど欲しい人材だろう。とはいえ、ライスの獲得には7000万ポンド(約93億2000万円)もの移籍金が必要とされており、なかなか手を出すことは難しい。

しかし、英『Daily Mail』のマーティン・サムエル氏はたとえどれだけ移籍金がかかろうとも、この21歳はそれに見合うだけのパフォーマンスを新天地で披露するはずと主張。獲得を狙うビッグクラブは金額など気にせずにライスを確保しに向かうべきだと、同メディアのコラム内で次のように綴っている。

「シティやチェルシー、そしてユナイテッドといったクラブは多額の移籍金を支払ってでも、ライスのことを獲得すべきだ。彼はどんなチームの守備陣をも強化する存在だよ。モイーズが彼について『最高のMFであり、最高のCBでもあった』と話したことを覚えているだろう? きっとプレミアムなサインになるはずだ。特に守備陣が脆弱なチェルシーにはうってつけな存在だね。近年はビッグ6の影響力が弱まっているから、レスターのようなクラブも狙っているかもね」

「ユナイテッドの守備陣にはリンデロフやマグワイアがいるものの、まだ万全な状態とは言えない。中盤をこなしながら彼らのバックアップができるライスはまさに理想の存在だ。シティは降格したボーンマスからネイサン・アケを獲得するとも噂されているが、そちらがうまくいかなければターゲットをライスに切り替えるだろうね。マスチェラーノやフェルナンジーニョを指導した経験のあるグアルディオラにとっては扱いやすい選手のはずだ。ライスは間違いなくMFとCBの両方でワールドクラスのパフォーマンスを披露することができる。MFとして想像力を鍛えつつ、DFとしての本能も忘れていないんだ」

期待の守備的MFから、中盤と最終ラインをハイレベルにこなす万能戦士となったライス。昨夏はウェストハム残留を決断したものの、選手としてもう一段階進化した今夏はいよいよビッグクラブへのステップアップを果たすこととなるのだろうか。2020年夏、若き守備職人の去就には注目だ。

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