今季はプレミアリーグを8位で終え、不本意なシーズンを過ごすこととなったアーセナル。しかし、タイトルを獲得する最後のチャンスに向けて嬉しいニュースが飛び込んできた。正守護神が元気な姿を見せている。
その正守護神とは、もちろん今季リーグ戦でガナーズのゴールマウスを30試合守ったGKベルント・レノだ。2019-20シーズンに苦戦を強いられた中で好パフォーマンスを連発し、アーセナル最後の砦としてリーグ7位の113セーブを記録した同選手。だが、6月に行われた第30節ブライトン戦で右膝靭帯を損傷すると、彼はそのまま残り試合を欠場。終盤戦は第2GKであるエミリアーノ・マルティネスが代役を務めていた。
負傷当初は再びトレーニングへ戻るまでに、約6週間ほどの時間を要するとされていたレノ。しかし英『THE Sun』によると、ブライトン戦からわずか4週間ほどで彼はボールを使用してのトレーニングを再開したという。最悪の事態を想定していた人もいただろうが、ドイツ人守護神の回復は周囲の予想以上に早いようだ。
そうなれば、気になってくるのは現地時間8月1日に行われるFAカップ決勝チェルシー戦の出場可否。レノの離脱中に代役を務めていたマルティネスも出場したリーグ戦9試合で好パフォーマンスを披露していたが、アーセナルにとっては今季タイトルを獲得するラストチャンス。それだけに、できれば正守護神をスタメンに指名したいところかもしれない。
同メディアは「さすがに出場は厳しいか」としているものの、この驚異の回復速度ならば大一番でレノが出場する可能性もゼロではないか。チェルシー戦のスタメン選び、ミケル・アルテタ監督は大いに頭を悩ませることとなるかもしれない。
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