現地時間22日に行われたウェストハム戦こそドロー決着となったが、今季後半戦に入ってからマンチェスター・ユナイテッドの躍進が止まらない。一時は来季チャンピオンズリーグ出場圏内に滑り込むのは絶望的とも言われたが、気づけば残り1試合で3位。赤い悪魔は誰もが驚く大逆襲劇を演じている。
その大逆襲劇に一役買ったのがFWメイソン・グリーンウッドだ。アカデミー出身の18歳はここまで公式戦17得点。間違いなく、彼は来季以降もマンUを引っ張る存在として前線に君臨することだろう。
しかし、他のアカデミー出身選手も黙ってはいない。そう主張するのはクラブOBのパトリス・エブラ氏だ。同氏は今のマンUには自身の後継者候補にふさわしい若手が一人いるとし、英『Sky Sports』に対して次のように語っている。
「私がユナイテッドを去って以来、彼らは左サイドバックに関して多くの苦労をしてきたね。ルーク・ショーは怪我がちで失望させられる時間も多かった。その点、私はブランドン・ウィリアムズのことは大好きだよ。以前オーレと話した時、彼は『ブランドンにチャンスを与える必要がある』と言っていたよ。その次の試合でオーレは彼を起用していて、とても嬉しくなったね。ファンも新たに強力な左サイドバックが出てきたことを嬉しく思っているんじゃないかな」
同氏が自身の後継者候補として期待を寄せるのは19歳のDFブランドン・ウィリアムズだ。今季は公式戦32試合に出場しながらも、なかなかトップレベルで通用する姿を披露できなかった同選手。しかし、レジェンドはこの若者の覚醒を待ちわびている様子だ。
今のところそこまで評価は高くないウェリアムズだが、いずれこの19歳はマンUで“エブラ級”の輝きを放つことができるか。今季後半戦のチーム同様、ヤングスターの大逆襲に期待したい。
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