GK南雄太がJ1のピッチに帰ってきた “4250日ぶり”の舞台に何を思う

六反のアクシデントにより、途中出場した南 photo/Getty Images

そんな事を感じられる余裕はなかった

横浜FCに所属するGK南雄太が、SNSで11年以上ぶりにJ1のピッチに立ったベガルタ仙台戦を振り返っている。

12日に行われた明治安田生命J1リーグ第4節で、仙台をホームへ迎え入れた横浜FC。開始早々の9分にアクシデントが襲う。GK六反勇治が相手FW長沢駿とエリア内で交錯した際に顔面を負傷し、途中交代を余儀なくされることに。この試合でリーグ戦再開後初のベンチ入りを果たしていたGK南が残りの約80分間、ゴールマウスを守ることになったのだ。

データサイト『opta』によると、南がJ1のピッチに立つのは、柏レイソルでプレイしていた2008年11月23日のジュビロ磐田戦以来で、実に「4250日ぶり(11年7ヶ月20日)」だという。なお、南は最少失点に抑えたものの、横浜FCはオフサイドによってゴールが認められない場面などもあり、1-1のドローで試合終了のホイッスルを迎えている。
試合から一夜明けて、自身のTwitterを更新した南は「ロク(六反)の負傷により急遽の出場でしたが、4250日ぶりのJ1のピッチだったようです。笑 自粛期間中の怪我により出遅れ、昨日やっとベンチ入りが出来た矢先で、しかもスクランブル出場だった為、そんな事を感じられる余裕もありませんでしたが……笑」と率直な心境を吐露した。

そして「やっぱり試合のピッチは最高ですね!」と綴りながらも「無失点に抑えらず勝てなかった事がとにかく悔しいです」とコメント。久しぶりにJ1のピッチに立った喜びよりも、ドローに終わった悔しさの方が強かったようだ。また、南は「昨日は改めてお客さん、サポーターの皆様のパワーを感じました。お客さんが入る中で試合が出来る事、試合が出来る環境を作ってくださった方々、そして医療従事者の方々に心から感謝致します」とも述べていた。

六反の負傷状況次第では、しばらくの間横浜FCのゴールマウスは南が守ることになるかもしれない。9月に41歳の誕生日を迎えるこのベテランGKの今後の活躍だ。同選手の豊富な経験が、必ずや活きてくることとなるだろう。

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