イタリアのルールは「狂っている」 アタランタ指揮官が物申す

近年、アタランタを躍進させてきたガスペリーニ監督 photo/Getty Images

PKの多さに苦言

アタランタの指揮官を務めるジャンピエロ・ガスペリーニ監督が、イタリアのレフェリングの基準に物申している。

11日に行われたセリエA第32節で、首位ユヴェントスと対戦した3位アタランタ。敵地での戦いながら2度のリードを奪う展開となったが、最後まで守り切ることができず、2-2のドローで試合終了のホイッスルを迎えた。そして、この試合でアタランタの運命を分けたのが2度のPK献上だ。54分にはパウロ・ディバラのクロスがマルテン・デ・ローンの腕に、89分にはゴンサロ・イグアイン のパスがルイス・ムニエルの手に当たり、そのPKをクリスティアーノ・ロナウドに沈められて同点に追いつかれた。

不運な形で白星を逃してしまったアタランタだが、試合後に『DAZN』のインタビューに応じたガスペリーニ監督は、自身の選手たちのパフォーマンスを称えつつも、次のように述べたのだ。
「これがルールだ。イタリアでのルールなんだ。我々はどうすればいんだ? 腕を切り落とせば良いのか? やれてもせいぜい身体の前に腕を持ってくることぐらい。我々が目にした最初のPKはPKではない。今季はシーズンを通して、多くのチームでたくさんのPKをとられてきた。これは狂っているよ。ルールの解釈が他のリーグと異なっているんだ。他の国ではこのようなペナルティは与えられていない」

実際に『transfermarkt』の統計を見てみると、セリエA(157回)の今季のPK回数は、ブンデスリーガ(72回)やプレミアリーグ(81回)の倍近くあり、比較的多いにリーガ・エスパニョーラ(139回)よりもさらに多い数字となっている。

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