ナポリで躍動する20歳の司令塔をご存知だろうか。北マケドニア代表MFエリフ・エルマスのことだ。
エルマスは昨夏フェネルバフチェからナポリに加入した選手。若いながらも柔らかな足下の技術は絶品で、高精度のパスに加えてドリブルで縦へ突破する推進力もある。得点力こそそれほど高くないが、中盤からゲームを組み立てることのできる現代的な司令塔だ。今季はここまで公式戦で28試合に出場し、随所で輝きを放っている。
そんなナポリで躍動する20歳の成長には、母国の指揮官も満足しているようだ。北マケドニア代表を率いるイゴル・アンゲロフスキ監督は、今季ナポリで輝くエルマスのパフォーマンスを絶賛。これからも南イタリアに本拠地を置くクラブにとって、若き司令塔は重要な存在になるはずと次のように話している。伊『Gazzetta dello Sport』が伝えた。
「この間のジェノア戦を見て、私はエルマスのパフォーマンスをとても気に入ったよ。チーム全体がそうだったけれど、彼もハイレベルにプレイしていた。エルマスは自らのクオリティを証明したね。彼はピッチのいたる所で違いを生むことができる。これはナポリにとっても代表チームにとっても重要なことだよ」
「エルマス自身も今季のパフォーマンスには満足していると思うよ。セリエAは簡単なリーグでないと理解していただろうけど、最終的に彼は出場機会を得て、ゴールも決めてカップ戦王者となった。優れたメンタルとキャラクターを備えている彼は、これからも成長し続けることだろう。エルマスは最高の選手になれる可能性を秘めているよ」
選ばれし猛者がひしめき合うセリエAだが、その中でもエルマスはトップを狙うことができると期待を寄せたアンゲロフスキ監督。はたしてその予言通り、エルマスはイタリアで強烈なインパクトを残すことができるのだろうか。20歳のさらなる成長に期待がかかる。
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