橋本拳人の“成功のカギ”を握る ロストフが期待するのは守備だけじゃない

ロストフへの移籍が決まった橋本 photo/Getty Images

攻撃面にも寄せられる期待

Jリーグで経験を積んだサムライがまた一人、海を越える。ロストフ(ロシア1部)は9日、FC東京に所属する日本代表MF橋本拳人の移籍について合意に達したことをクラブ公式サイトで発表した。

Jリーグでは豊富な運動量とアグレッシブな守備で名を馳せた橋本。この26歳はロシアの地でもその積極果敢なボールハントでファンを魅了してくれることだろう。現地メディアも自国リーグにやって来るこのサムライには大きな期待を寄せているようだ。ロシア『sports.ru』は橋本の選手としての特長を紹介しながら、ロストフにおいて彼がどのような役割を果たすことができるのかについて考察している。

最初に同メディアが注目したのは、やはり最大の売りとする守備面だ。2017シーズン以降、J1の選手として最多となる220ものタックル数を記録し、成功数も134回を数える橋本。『sports.ru』はこの強みを「ハシモトはこれまでFC東京において[4-4-2]のボランチとしてプレイしてきた。彼らのスタイルはゼニトが使用しているものとほぼ同じで、橋本のイメージはウィルマール・バリオスに近いだろう。彼は任されたタスクを忠実にこなすことのできる選手だ」と紹介。今季ここまでロシアリーグで首位を走るゼニトの中盤を支えるコロンビア代表MFと比較している。

しかし、同メディアはより期待をかけるのは橋本の攻撃面だ。決して派手さはないものの、彼らは橋本がボールを奪った後の冷静な動きも評価している。

「ハシモトはボールを奪った後にしばしばロングボールを使う傾向にある。1試合あたり平均2回は使う計算だ。しかし、重要な場面においてはそのアイデンティティを封印する。危険を犯さず冷静にボールを持つことにも優れている選手なのだ。状況に応じて相手を突破できるドリブル技術も備えている。必要に応じたプレイでこの日本人は前線の選手を助けることができるだろう」

決して守備だけに期待を寄せられているわけではない日本のタックルモンスター。以前にはFC東京のファンから「攻撃面の展開が課題」と言われることもあった橋本だが、ロシアの地で攻撃力にさらに磨きをかけることができるか。この能力をさらに向上することができれば、彼が日本代表の中盤を支配する日もそう遠くはないだろう。新たに海を渡るサムライMFの飛躍に期待がかかる。

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