WBなのに今季“10ゴール”達成 アタランタで覚醒した左サイドの核弾頭

アタランタのゴセンス photo/Getty Images

昨季までのキャリアハイは3ゴール

ついにその得点数は二桁の大台に乗った。アタランタに所属するドイツ人DFロビン・ゴセンスはもうどうにも止まらない。

今季ここまでセリエAでチーム82得点を記録しているアタランタ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で超攻撃的なサッカーを繰り広げる彼らの破壊力は欧州でも随一だ。第29節終了時点での総得点数は5大リーグでバイエルン・ミュンヘン(86得点)に次ぐ2位。“欧州最強クラスの攻撃軍団”と言っても過言ではないだろう。

そんなアタランタの圧倒的な得点力を支える柱の1人。それがゴセンスだ。ガスペリーニ監督に左ウイングバックのポジションを任されながらも、積極的にゴール前へ顔を出してはフィニッシュに絡む同選手。そんな彼が今季ここまで積み重ねた公式戦での得点は10ゴール。現地時間2日に行われたセリエA第29節ナポリ戦で、ついに二桁の大台に乗せてみせたのだ。
この10得点という数字。称賛されるべきはその内訳で、なんと彼の得点にはPKが一度も含まれていない。今季はレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスもDFながら公式戦で11得点をマークしているのだが、彼の場合はその得点数のうち実に6つがPKによるもの。流れの中から奪った得点ということなら、DF登録の選手としてゴセンスは欧州5大リーグで最多なのだ。この活躍にはサッカー専門誌『Voetbal International』もかなり驚かされたようで、「昨季までキャリアハイが3ゴールだった男が驚愕の成長を見せている」と評価している。

2019-20シーズンに突如として圧倒的な得点力が花開いたゴセンス。はたして、残りのシーズンで彼はどこまでそのゴール数を伸ばしてくるか。リーグ戦のみでの二桁得点達成にも期待がかかる。

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