“第2のニャブリ”誕生の危機 アーセナルはまたも若き才能を手放すか

アーセナル退団の噂が浮上しているバログン photo/Getty Images

今季U-23カテゴリーで躍動の18歳

アーセナルに今でも残る後悔として、2016年夏に出場機会を求めてクラブを去ったセルジュ・ニャブリの放出はよく挙げられる。現在バイエルン・ミュンヘンですっかり主力に定着した男が今のガナーズにいれば……。多くのファンはそう思ったことも一度はあるだろう。

アーセナルにとって思い出したくない出来事となったニャブリの放出。しかし、彼らはそんな後悔をまた別の選手で味わうことになるのだろうか。英『football.london』は今夏アーセナルが“第2のニャブリ”を生み出してしまうかもしれないと危惧している。

その選手とは、アーセナルのU-23チームに所属する18歳FWフォラリン・バログンだ。優れたスピードを備えたアタッカーで、特に最終ライン裏に抜ける動きが秀逸な同選手。冷静沈着なフィニッシュも好評価を得ており、ファンの間では将来ピエール・エメリク・オバメヤンの後継者になれると囁かれる逸材だ。近いうちのトップデビューにも期待がかかっていた。
しかし、そんなバログンに今夏退団の可能性が浮上している。同メディアによると、今季で現行契約が満了を迎える同選手とアーセナルの契約延長交渉は順調に運んでいないのだという。今季U-23カテゴリーで16試合10ゴールを記録しているバログン。その才能は確かなだけに、退団となれば引く手は数多だろう。数年後に頭角を現し、アーセナルにとって“第2のニャブリ”となる可能性は十分にあると言える。

はたして数年後、アーセナルはニャブリで味わった後悔は再び思い出すこととなってしまうのだろうか。将来期待のヤングタレントだけに、なんとしても契約は延長しておきたいところだが……。

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