ヴェンゲルと重なるエヴァートン指揮官の姿 「多くの類似点がある」

エヴァートンのアンチェロッティ監督 photo/Getty Images

ヴェンゲルとアンチェロッティは似ている?

かつてアーセナルに所属し、アーセン・ヴェンゲル元監督の下で研鑽を積んだFWテオ・ウォルコット。2018年からエヴァートンに活躍の場を移した同選手だが、現指揮官の姿にヴェンゲルの姿を重ねる時があるようだ。

その現指揮官とは、もちろん今季途中からエヴァートンの指揮を執っているカルロ・アンチェロッティ監督だ。ナポリを解任されとあって評価が微妙になっていた老将だが、新天地ではFWドミニク・キャルバート・ルーウィンの成長を促すなどまずまずの成果を上げている。そういった若手育成の面からも、ウォルコットはこの指揮官にヴェンゲルと似たようなものを感じているのだろうか。英『talkSPORT』に対して、同選手はアンチェロッティ監督について次のように語っている。

「実際、彼(アンチェロッティ)とアーセンには多くの類似点があると思うよ。僕は両方のことを“ボス”と呼ぶんだ。アーセナル時代にはアンチェロッティのバイエルンともよく試合をしたね。だから僕は彼のことを知っていたし、彼も僕のことを知っていた。信じられないほどの人物だし、彼のスタッフも本当に素晴らしい人々だよ。アンチェロッティはエヴァートンの力を最大限まで引き出すことができると確信している。だから、リーグ戦再開後は何が起こるかわからないと思うね」
アンチェロッティ監督本人、ひいては彼の連れてきたスタッフも皆素晴らしいと称賛の言葉を送ったウォルコット。先日はDFジェリー・ミナも同監督のことを「組織をまとめるリーダーとして、常に頼もしい態度を取ってくれている。彼は根っからのボス」と絶賛しており、選手からの指揮官に対する評価は上々のようだ。

選手から全幅の寄せられるアンチェロッティ監督。はたして、この指揮官は今後その手腕を存分に発揮し、近年低迷気味だった古豪を救うことができるか。リーグ戦再開一発目の試合は宿敵リヴァプールをホームに迎えての“マージーサイドダービー”。ここからエヴァートンの逆襲が始まる予感だ。

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