カカーのアーセナル入りあり得た? “2001年”にあったヴェンゲルへの推薦

ミランで活躍したカカー photo/Getty Images

ミランへ加入する前に存在を知っていた

アーセナルを長く指揮してきたアーセン・ヴェンゲル氏が何人かスーパースター獲得の機会を逃してきたとのエピソードは有名だ。

実は、ミランで大活躍した元ブラジル代表MFカカーの話もヴェンゲル氏の耳に届いていたという。

カカーはブラジルのサンパウロで結果を残し、2003年にミランへ移籍。そこで早々にポジションを確保し、スクデットやチャンピオンズリーグ制覇を経験。2007年にはバロンドールにも輝いた。
カカーにとってミラン移籍は正解だったと言えるが、英『METRO』によれば2001年の段階でカカーの存在がヴェンゲル氏に伝えられていたようなのだ。

当時アーセナルの中南米スカウトを務めていたサンドロ・オルランデッリは、ヴェンゲルとの議論の中でカカーをアーセナルに合うタイプの選手として紹介したという。当時はヴェンゲル氏もカカーの存在を詳しく知らなかったようで、獲得へ本腰を入れることはなかった。

ただカカーが2年後にミランで大ブレイクしたため、オルランデッリのスカウト能力はアーセナルから信頼されるようになったのだとか。

オルランデッリも「あれは僕の扉を開けた。あそこから皆が僕の仕事を信用し始めたんだ」と振り返っている。

確かにカカーはスピードに加えてパワーもあり、プレミアリーグでも活躍できたかもしれない。ミランではなく、もっと早い段階でアーセナルへ来ていればどのような成長を遂げたのか。アーセナルからバロンドール受賞者が出ていたとしても不思議ではなかっただろう。

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