名将ジョゼ・モウリーニョがマンチェスター・ユナイテッドを指揮していた時、チェルシー戦でFWエデン・アザールを徹底マークしたゲームがあった。
モウリーニョはチェルシーでも指揮を執っていたため、アザールの厄介さが分かっていたのだろう。
そしてアザールのマーク役を任されたのが、MFアンデル・エレーラだ。運動量豊富なエレーラが執拗にアザールを追いかけ、ゲームからアザールを除外してしまうことで優位に進めようとしたのだ。
英『The Athletic』にてエレーラが当時のことを振り返っているが、アザールが風呂に向かってもついていくほどの覚悟があったと語る。
「ジョゼも僕もアザールがプレミアリーグで圧倒的にベストプレイヤーだと理解していた。だから勝ちたければ、彼にボールを渡さないか、それを出来る限り減らす必要があった。ジョゼに言ったよ。必要とあらば、どこまでもアザールをマークする準備はできていると。彼がバスルームに行きたいなら、試合に勝ちたいからついていくよと」
大袈裟な表現だが、エレーラのマークは言葉通りの激しさだった。アザールとエレーラを除き、マンUとチェルシーは10対10で戦っているような感覚でもあった。
そうした大胆な守備戦術を採用出来るところもモウリーニョの強みだ。アザールを徹底マークした当時のチェルシーVSマンUも、プレミア史に残る好ゲームの1つと言えるだろう。
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