万全の冨安健洋がいれば日本代表は2026W杯でダークホースになる? モロッコ、ノルウェーらと米メディアが挙げるダークホース候補5か国に

日本代表もサプライズを起こす力はある photo/Getty Images

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狙うはベスト8以上

すでに2026ワールドカップ北中米大会の出場国が一部決まり始めているが、48ヶ国制に拡大される新レギュレーションのワールドカップで波乱を巻き起こすのはどのチームとなるのだろうか。

前回王者アルゼンチン、EURO2024王者スペイン、今月UEFAネーションズリーグを制したポルトガルなど優勝を狙えるチームはもちろんだが、米『NBC South Florida』はワールドカップ1年前の段階で『ダークホース候補』となるチームを5ヶ国リストアップしている。

まだ出場を決めていない国もあるが、同メディアが挙げたのはアフリカより前回大会ベスト4のモロッコ、同じくアフリカのタレント集団であるセネガル、アーリング・ハーランドを中心に出場への期待が高まるノルウェー、EURO2020でベスト4に入ったデンマーク、そして最後に日本代表だ。
この5ヶ国に共通するのは、攻守両面でトップクラスのタレントが揃っている点だ。さすがにワールドカップ優勝候補に挙げることはできないが、第2集団の中ではかなり印象的なタレント力を備えていると言えるのではないか。

同メディアは日本より三笘薫、久保建英、堂安律、南野拓実、中村敬斗、鎌田大地、森田英正、板倉滉、伊藤洋輝といった選手の名前を挙げているが、いずれも欧州トップリーグで活躍している人材だ。タレント力だけを見れば、上記のノルウェーやデンマーク、セネガルにも劣らない。

モロッコに関してはパリ・サンジェルマンDFアクラフ・ハキミ、レアル・マドリードFWブラヒム・ディアス、マンチェスター・ユナイテッドDFノゼア・マズラウィ、レアル・ベティスFWアブデ・エザルズーリ、フェネルバフチェMFソフィアン・アムラバト、FWユセフ・エン・ネシリ、PSV所属MFイスマエル・サイバリ、アジアチャンピオンズリーグ2023-24シーズンにて大会MVP&得点王に輝いたアル・アインFWソフィアン・ラヒミといったタレントを擁しており、カタール大会ベスト4や昨夏のパリ五輪3位の実績を含め、この5ヶ国の中ではNo.1のタレント力と言っていいか。

しかし、日本のタレント力も強豪相手にサプライズを起こせるレベルにあるのは確かだろう。実際にカタール大会ではグループステージでスペイン、ドイツを撃破しており、その力は証明している。

同メディアは追加要素として、アーセナルで怪我に苦しむDF冨安健洋の名前を挙げている。

「冨安は最終ラインの全ポジションをこなすことができ、コンディションさえ整っていれば日本にとって重要なピースになる」と伝えており、これは日本のサッカーファン共通の思いだろう。コンディションが整っている時の冨安はアジアでもNo.1クラスのDFだけに、冨安抜きでは最終ラインがやや手薄になる。冨安抜きでのワールドカップ・ベスト8以上は困難と言っていいかもしれない。

前回大会のモロッコのように今度は日本がベスト4に食い込むような戦いを見せてほしいが、この5ヶ国の中から大会を盛り上げるダークホースは出てくるか。

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