覚醒したデンベレが明かす! エンリケ監督がPSGに植え付けた“メンタリティ”  「全員が自分よりもチームのことを第一に考えるようになった」

話し込むデンベレとエンリケ photo/Getty Images

続きを見る

CL制覇など3冠達成

パリ・サンジェルマン(PSG)でプレイするフランス代表FWウスマン・デンベレは『France Football』のインタビューの中で指揮官のルイス・エンリケについて語った。その様子をスペイン『MUNDODEPORTIVO』が報じている。

エンリケ率いるPSGは今シーズン、悲願のCL初制覇を達成し、見事3冠を達成。完成度の高いサッカーを見せ、圧巻の1年を過ごした。まもなく3年目に突入するエンリケ体制で黄金期を迎えようとしているなか、今季公式戦49試合で33ゴール15アシストと覚醒したデンベレは指揮官がチームに植え付けたメンタリティについて明かした。

「ルイス・エンリケのような監督の下では、ディフェンスを怠ればベンチに下がり、誰かが代わりに出場することになる。私にとって、FWはズルをしてはいけない。攻撃時だけでなく、守備時にも常に努力し、チームを助けなければならない。そのおかげで、PSGはヨーロッパのチャンピオンになった。全員が守備をし、全員が攻撃をしたからだ」
「彼はボスだ、決定権は彼にある。良いプレイをすれば出場でき、そうでなければ出場できない。努力をしなければベンチに置かれる。彼はそのメンタリティをパリ・サンジェルマンに持ち込んだ。彼は正しいし、そのおかげでこのチームが生まれた。私たちははるかに強くなり、全員が自分よりもチームのことを第一に考えるようになった。それが、より多くの重要なタイトルを獲得するための道だ」

「戦術的な側面もある。彼はバルセロナで優勝した偉大な監督であり、アイデアを持っている。それが好きであろうと嫌いであろうと、彼は決してそのアイデアを放棄することはないだろう」

リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・ムバッペらがいたときのようなスター軍団ではないかもしれないが、今のPSGにもデンベレやクヴィチャ・クワラツヘリア、ヴィティーニャなど各ポジションにワールドクラスの選手がいる。

しかし、エンリケ監督の下ではスターであってもハードワークをしない選手にチャンスは回ってこないようだ。指揮官が選手たちにも求めるこの高い基準こそが今のPSGの強さの要因の1つになっているのかもしれない。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ