今夏の移籍市場ではすでに4選手を加えたマンチェスター・シティ。夏の移籍市場はまだまだ続くため、今後も新戦力の到着が予想される。
その一方で、今夏は放出も積極的に行われると考えられている。ジャック・グリーリッシュ、カイル・ウォーカー、そしてナポリへの移籍が決まったケビン・デ・ブライネがクラブW杯のメンバー外となっており、前者2人もベルギー代表MFと同様に今夏移籍が実現するかもしれない。
『talkSPORT』ではグリーリッシュの新天地をテーマに現在噂になっているエヴァートンやニューカッスルが話題となり、そして何かとシティと関連のあるアーセナルも移籍先候補として挙げられた。
司会を務める元アイルランド代表FWのトニー・カスカリーノ氏はグリーリッシュがアーセナルを強化する選択肢になるかと問われ、同氏はグリーリッシュよりもフォーデンの方が可能性は高いと持論を展開した。
「アルテタはマンチェスター・シティでフォーデンとともに仕事をしてきた」
「理由はいずれわかるだろうが、今季(24-25シーズン)のフォーデンは我々が知るような選手ではなかった。彼は昨季(23-24シーズン)年間最優秀選手に選ばれたが、今年の彼のパフォーマンスはそれに値しないものだった」
「シティの近年の積極的な補強を考えると、フォーデンがどこかへ移籍することを許されても驚かない」
「シティが彼をアーセナルに放出するかはわからないが、彼らはガブリエウ・ジェズスとオレクサンドル・ジンチェンコを放出した」
「もしアーセナルがフォーデンを獲得するチャンスがあるなら、アルテタはそれを真剣に検討すると思う」
フォーデンはシティのアカデミー出身のプレイヤーで、トップチームデビュー後から大事に育てられてきた。プレミアでの年間MVPを受賞した23-24シーズンの活躍は素晴らしく、リーグ戦では35試合で19ゴール8アシストを記録している。
しかし、翌24-25シーズンは度重なる負傷とプライベートの問題になり、パフォーマンスが低下。チーム内での序列も下がっている。
シティは今夏フォーデンとプロフィールの近いラヤン・チェルキをリヨンから獲得している。トップ下と右WG、ポジションはフォーデンと同じで、昨季のリヨンでは20アシストを記録している。
フォーデンの地位は絶対的なものではなくなっており、来季の活躍次第ではカスカリーノ氏が語ったように、移籍する未来もあるのかもしれない。