バンタム級制覇も狙うエストラーダが再起戦で快勝 那須川天心の世界戦で対戦する可能性も浮上

戦績は45勝(28KO)4敗のエストラーダ photo/Getty Images

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3度ダウンを奪い判定で圧勝

WBC世界バンタム級2位フアン・フランシスコ・エストラーダが日本時間15日、メキシコのエルモシージョでノンタイトル10回戦に臨み、カリム・アルセに3-0で判定勝ちした。

そのエストラーダは、フライ級とスーパーフライ級の元世界2階級制覇王者。昨年6月にジェシー・“バム”・ロドリゲスに7回KO負けして、WBC世界スーパーフライ級王座陥落となり、今回階級を上げて約1年ぶりの再起戦となった。

この試合、エストラーダは、アルセに対しボディーを中心にパンチを重ねていく。すると2回にはそのボディーで最初のダウンを奪い、そのまま主導権を握り、最終10回にも2度のダウンを記録する完璧な内容で判定勝利を飾った。その判定ではジャッジ3人がエストラーダを支持。1人がフルマークの100-87、残りが99-88、98-89と圧勝だった。
これでエストラーダは、3階級制覇を目指して世界戦へ名乗りを挙げた状態となった。WBC同級王者はIBFとの二つのベルトを持つ中谷潤人で、WBC同級1位は那須川天心がランクインしている。

中谷は先日、西田凌佑を下しWBC・IBFバンタム級統一王者となり、井上尚弥との対戦に向けてスーパーバンタム級に階級を上げることが予想される。通常、王座を返上して転級するため、空位となった王座をかけて那須川とエストラーダが対戦する可能性がある。


それを予見してか、この試合前にエストラーダは『The Ring』のインタビューで、バンタム級の日本人世界王者だけでなく那須川との対戦を希望する発言をしていた。

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