2026年ワールドカップ北中米大会アジア最終予選の第10節が10日に各地で行われた。
すでにワールドカップ、プレイオフに進出する国が決まっているグループA。前節悲願のワールドカップ初出場を決めたウズベキスタンはホームでカタールと対戦。28分にFWアジズベク・トゥルグンボエフのゴールで幸先よく先制すると、86分FWエルドル・ショムロドフが追加点を挙げる。後半アディショナルタイムにはダメ押しとなる3点目が決まり、3−0の快勝を収めた。首位のイランはホームで最下位に沈む北朝鮮と対戦し、FWメフディ・タレミのゴールもあり3−0で快勝。勝ち点を23に積み上げ、敗れた北朝鮮は1勝もできずにこの最終予選を終えた。
グループBでは前節突破を決めた首位韓国と最下位クウェートが対戦。韓国ホームのこの試合は、30分にMFチョン・ジンウのゴールで韓国が先制すると、後半にMFイ・ガンインらのゴールで3得点。4−0で勝利し6勝4分無敗勝ち点22の首位通過を果たした。同じく前節に初のワールドカップ出場権を獲得した2位ヨルダンは、3位イラクと対戦し0−1で敗れた。プレイオフ枠最後の1つをかけた闘いとなった4位オマーンと5位パレスチナの試合は、49分にコーナーキックからMFオディ・カブールが頭で合わせてパレスチナが先制すると、73分にはオマーンの選手に2枚目のイエローカードが提示され退場。数的有利となりこのままパレスチナが逆転で4位浮上かと思われたが、後半アディショナルタイムにまさかのPK献上。これを決められ試合は1−1のドロー。土壇場で追いつかれたパレスチナの選手たちは涙を流した。
グループCでは首位日本がホームでインドネシアと対戦。MF鎌田大地、MF久保建英、FW町野修斗らのゴールラッシュで日本が6−0で大勝。ワールドカップ最後の出場枠をかけた闘いとなった2位オーストラリアと3位サウジアラビアの試合は19分にFWアブドゥルラフマン・アル・アブードが決めてホームのサウジが先制するも、42分にMFコナー・メトカーフのゴールでオーストラリアが同点に追いつく。後半開始早々にFWミッチェル・デュークが決めてオーストラリアが逆転し、試合は2−1でオーストラリアが勝利。6大会連続の出場権を獲得し、敗れたサウジアラビアはプレイオフへと進むこととなった。
以下順位と最終節結果
※⚪︎はW杯出場決定国、△はプレイオフ出場決定国
【グループA】
1.⚪︎イラン(勝ち点23/得失点差+11)
2.⚪︎ウズベキスタン(21/+7)
3.△UAE(15/+7)
4.△カタール(13/-7)
5.キルギス(8/-6)
6.北朝鮮(3/-12)
キルギス 1−1 UAE
ウズベキスタン 3−0 カタール
イラン 3−0 北朝鮮
【グループB】
1.⚪︎韓国(22/+13)
2.⚪︎ヨルダン(16/+8)
3.△イラク(15/±0)
4.△オマーン(11/-5)
5.パレスチナ(10/-3)
6.クウェート(5/-13)
韓国 4−0 クウェート
パレスチナ 1−1 オマーン
ヨルダン 0−1 イラク
【グループC】
1.⚪︎日本(23/+27)
2.⚪︎オーストラリア(19/+9)
3.△サウジアラビア(13/-1)
4.△インドネシア(12/-11)
5.中国(9/-13)
6.バーレーン(6/-11)
日本 6−0 インドネシア
中国 1−0 バーレーン
サウジアラビア 1−2 オーストラリア