“知性”でプレミアを支配した183cmのDF 忘れられぬテリーの相棒の実力

チェルシーに欠かせぬ存在だったカルバーリョ photo/Getty Images

ファーディナンドやテリーほど称賛されないが……

21世紀に入ってからのチェルシーで最も優れていたセンターバックといえば、間違いなくジョン・テリーだろう。

チェルシーでは19年間プレイし、常に最終ラインを統率してきた人物だ。チェルシーの成功を語るうえでテリーは欠かせない。

しかし、忘れてはならない相棒がいる。英『90min』が絶賛するのは、テリーとコンビを組んだ元ポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョだ。
チェルシーでは2004年から6年間プレイした選手で、プレミアリーグ制覇を3度経験している。チェルシーではテリーにとってNo.1の相棒だったと言っていいだろう。

では、カルバーリョの何が優れているのか。身長は183cmとセンターバックにしては小柄で、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍したリオ・ファーディナンドやネマニャ・ビディッチ、マンチェスター・シティのヴァンサン・コンパニらとはタイプが大きく異なる。

プレミアで戦っていくには不安の残るサイズと言えるが、同メディアは代わりに知性が抜群に優れていたと評価する。

ポジショニング、相手の攻撃を読む目、精度の高いタックルなど、頭脳派センターバックとしてテリーの相棒を務めてきたわけだ。ファーディナンドやテリーらと比べてプレミアリーグ最高級センターバックの話題に出てくることは少ないが、センターバックとしての技術は間違いなくワールドクラスだ。

2004-05シーズンのチェルシーはジョゼ・モウリーニョの下で僅か15失点と驚異的な守備力を武器にプレミアを制したが、テリーと同じく堅守を支えたカルバーリョも絶賛されるべきセンターバックだ。

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